シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読み解きます。
ドル/円
IMMポジションドル/円
ポイント
【7週ぶりネットロング減】
9月3日時点で円のポジションはドルに対して2.8万枚の買い越し(ネットロング)。
円ロングが取り崩され、ショートが積み増されたことで7週間ぶりにロングが減少した。(3.4万枚→2.8万枚)
期間中は米中貿易戦争への警戒感がやや和らぐ中、投機筋がドル/円の買い戻しに動いた様子が覗える。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ショートさらに積み増し】
9月3日時点でユーロのポジションはドルに対して4.9万枚の売り越し(ネットショート)。
ショートがロングの2倍程度増大しており、ネットショートは前週から約1万枚増加。
ドイツを中心とするユーロ圏経済への先行き不透明感が濃くなるなか、9月には欧州中銀(ECB)による量的緩和(QE)が再開されるとの観測もあり、投機筋もユーロショート積み増しへの傾向を強めているものとみられる。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ネットショート減少加速】
9月3日時点でポンドのポジションはドルに対して8.5万枚の売り越し(ネットショート)。
ロングはほぼ横ばいだった一方、ショートが小幅に減少したため、ネットショートは約0.4万枚減少。
期間中は英国の欧州連合(EU)離脱=Brexitをめぐり、EUの姿勢軟化や英野党・労働党が内閣不信任案の提出を断念するなど情勢不安がやや後退する中、投機筋はショートカバーにこそ動いたが、ロングを積み増す動きはほとんど見られなかった。
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IMMポジション
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