トルコの直近の経済指標について、2日発表の4-6月期四半期国内総生産(GDP)(前年比)は市場予想-2.0%に対し、結果は-1.5%であった。
前期比でも+1.2%となり、数字上は総じて堅調ながら、内訳はトルコ国内の消費拡大ではなくリラ安の影響で物価が高止まりする中、輸入が減少したためと見られている。
また、3日発表の8月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)は予想15.51%に対し、結果は15.01%であった。前月の結果が16.65%だったため2018年10月の25%台からインフレ率は徐々に下がっていることが確認された。しかし、世界的に見てもインフレは高い状態が続いている。
これらの 経済指標をうけて、9月12日のトルコ中銀政策金利発表では、利下げが予想されている。
直近のトルコリラ/円は堅調に推移している。
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