
「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
X(Twitter) : https://twitter.com/gaitamesk_ueha
『最新のドル/円相場を解説』
最新のマーケット情報まとめ
<現在の相場状況>
・ドル円は157円台後半で方向感なく推移
・昨日、一時159円付近まで上昇後、窓埋めして157円台に押し戻される
・原油(WTI)も一時119ドル台→81ドル台へ下落
<原油下落の背景(=ドル売り要因)>
①G7緊急会合での石油備蓄共同放出の協議
片山財務相:「必要な対応を講じることで一致」
フランス:「調整はそこまで至っていない」
②トランプ大統領発言
「戦争は間もなく終わる可能性がある(ただし今週中ではない)」
イラン情勢の長期化懸念が後退→原油下落→ドル売り
<引き続きの注意点>
・イランは「再び攻撃されないことが保証されれば終結可能」と発言
・イラン革命防衛隊:「攻撃が続けば湾岸からの石油輸出を阻止する」
・緊張感は依然継続。有事のドル買いが入りやすい状況
<今後の注目イベント>
・本日:目立った経済指標なし(中古住宅販売件数はあるが影響軽微)
・明日のCPIが最大の注目材料
先週の雇用統計が悪化→スタグフレーション懸念が台頭
インフレ高止まり+景気悪化の組み合わせへの警戒感が高まる
<結論>
ドル円は157を中心としたレンジ推移が続く可能性がある。ただ、イラン情勢の続報次第で上下どちらにも動きやすい神経質な展開。ドルの下値は有事のドル買い需要から底堅い一方、159円台への再上昇は介入警戒もあり容易ではない。明日のCPI発表が次の方向性を決める可能性が高く、本日は新たな地政学ニュースへの警戒が最優先となりそうだ。
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外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」、ラジオ(ニッポン放送)でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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