
「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
X(Twitter) : https://twitter.com/gaitamesk_ueha
『最新のドル/円相場を解説』
最新のマーケット情報まとめ
<今夜の注目>
●米1月消費者物価指数(CPI)
・予想値
総合CPI:前月比+0.3%、前年比+2.5%
コアCPI:前月比+0.3%、前年比+2.5%
・市場への影響
鈍化の場合:FRB利下げ観測高まり → ドル売り反応の可能性
上振れの場合:インフレ高止まり警戒 → 3月・4月利下げ観測低下、ドル買い反応
<テクニカル水準>
・現在のレンジ:152円前半(サポート)~154円後半(レジスタンス)
・上抜け時のターゲット:154円半ば付近
・下は152円前半のサポートが強固で下抜けは考えにくい
<来週の注目イベント>
【米国側】
・2月20日(木):10-12月期GDP速報値
予想:前期比年率2.8%
ラトニック商務長官発言:ドル安で輸出増加、GDP寄与
市場予想上振れの可能性ある?
良好なら:3月・4月利下げ不要との見方 → ドル買い方向
【日本側】
・2月16日(月):10-12月期GDP速報値
前回マイナスから今回プラス予想
上振れの場合:日銀利上げ観測高まる → 円買い反応
日銀利上げ織り込み状況
3月:24%程度
4月:70%台
市場は早くて4月利上げを想定、ただし3月観測もくすぶる
・2月20日(木):1月消費者物価指数
総合:前回2.1% → 予想1.6%(大幅鈍化予想)
コア・コアコア:いずれも鈍化予想
ガソリン旧暫定税率廃止の影響でエネルギー関連が下押し
<重要な政治動向>
・高市首相の経済ブレーンである本田元内閣官房参与が発言
「次の利上げ前に昨年12月利上げの効果検証が必要」
「3月など早期実施はないでしょう」
この発言を受けて円売り反応が発生
<テクニカル分析(週足)>
・サポート水準
152円:26週移動平均線が支持、フィボナッチ38.2%水準
RSIは50ライン接触中で反発の可能性
152円割れの場合:次のターゲットは150円割れ(半値水準、52週線)
・レジスタンス水準
156円台:13週移動平均線が位置
152円サポート維持なら、156円台に向けて上昇の可能性
<結論>
CPIが鈍化:利下げ期待でドル売り、ただし3月利下げ観測まで高まるかは不透明
CPIが上振れ:インフレ懸念でドル買い、ただし仕掛け的売りに警戒
来週の焦点
米GDP良好 × 日本CPI鈍化 → 日銀利上げ後ずれ観測でドル高円安方向
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外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」、ラジオ(ニッポン放送)でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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