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FX分析「リラ円上昇に転じる!2026年のリスク、トルコの政治イベントとは」トルコリラ見通し 2026/1/13 #外為ドキッ

 

トルコリラ円(TRY/JPY)週間相場展望

1. 足元の相場概況

  • トルコリラ円(TRY/JPY):3.65円台で推移しています。
  • 円安相場:米ドル円(USD/JPY)が158.1円台と円安水準にあり、リラの弱さを円安が相殺する形になっています。
  • 米ドル/トルコリラ(USD/TRY):43.16近辺でリラ安基調は継続中です。

2. 今後1週間(1/13〜1/20)の注目イベント

1月22日のTCMB(トルコ中銀)政策金利決定に向けた“地ならし”となる経済指標・イベントが焦点になりそうです。

  • 1/13 トルコ 小売売上高(11月)
  • 1/15 外貨準備高(1/9時点):介入余力への連想から特にUSD/TRYに影響が出そうです。
  • 1/20 中央政府債務統計(12月):財政への視線が強いため注目です。

3. トルコの注目点

  • 金融政策:直近でトルコ中銀は金利を39.5%から38%へ引き下げ。「ディスインフレ」を強調するが、期待インフレへの警戒は残ります。
  • 実質金利の懸念:2026年の最低賃金27%引き上げ決定により、賃金増からインフレの波及が起きれば、さらなる利下げの正当化が困難になりそうです。
  • 「ドル化」圧力:外貨預金が高水準のため、リラへの信認回復は途上にあります。

4. 円安がTRY/JPYに与える影響

  • 現在のバランス:TRY/JPYは「リラ要因(USD/TRY)」と「円要因(USD/JPY)」のバランスでレートが決まっています。
  • 円安(USD/JPYの 158円台)がリラの支えですが、リスクオフ等による円高になると、TRY/JPYの下落リスクが増幅されやすい状況です。

2026年のリスク、トルコの政治イベント

エルドアン大統領の次期出馬資格をめぐっては、『憲法改正』か『早期選挙(選挙更新)の実施』が焦点です。早期選挙については、トルコ憲法第116条に基づき、国会が総議員数の3/5(600議席の場合は360票)以上の賛成で選挙更新を決定する必要があります。さらに同条は、大統領の第2期中に国会が選挙更新を決めた場合、当該大統領が次回選挙で候補となり得るとしています。

ただし、与党連合だけで360票を確保できない可能性が指摘されており、成立には追加の賛成票の上積みが必要となります。現実的には、野党勢力の一部を取り込む政治過程、あるいは政局再編が必要になる局面が想定されます。野党第一党のCHPは早期選挙を求める姿勢を示していますが、その主張が国会での選挙更新への賛成投票を意味するとは限らず、採決されるかは与野党の利害と交渉に左右されます。

経済指標の改善、とりわけインフレ鈍化の進展が政治判断に影響すると考えられますが、具体的な実施時期は2026年を通して確認していくことになりそうです。

これまで、トルコの政治イベントはリラ下落に繋がっていました。過去の傾向通り、選挙対策のエルドアン政権によるバラマキ(拡張財政)や、政治圧力によるトルコ中銀の早期利下げが現実味を帯びた場合、リラ売りの加速が想定されます。1ドル=40〜50リラ台への突入を警戒する市場の声も強く、ボラティリティが高い状態になる可能性があります。

TRY/JPY テクニカル分析と売買ポイント(2026/1/13時点)

トルコリラ円 日足チャート(出所 外為どっとコム 外貨ネクストネオ)

日足チャート/10日移動平均線・RSI(9)を使用(出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」)

12月の停滞期を経て、2026年の年明けからトルコリラ円は底堅い動きを見せています。先週までの「戻り売り優勢」の局面から一転、現在は短期的なトレンド転換(強気)の兆しが鮮明になっています。

現在の相場概況

  • レート:10日移動平均線(10MA)を明確に上抜け(現在値:3.656円付近)
  • 勢い(RSI):RSI(9期間)は58まで上昇。50の中立ラインを突破し、上昇の勢いが増しています
  • 総評:「やや買い優勢」。レジスタンス突破に向けたエネルギーを蓄積中の局面です

レジスタンスとサポート

区分 価格水準 意味合い
上値抵抗線 3.700〜3.704円 11月の高値圏。本格的な上昇トレンド入りの最終関門
下値支持線 3.640円付近 10MAが位置する重要ライン。押し目買いの目安
  3.600円 心理的節目
  3.585円 直近の安値。ここを割ると上昇シナリオが崩れます

今後の値動きシミュレーション

1. 上昇シナリオ

  • 条件:日足終値で3.700円を明確にブレイク
  • 展望:RSIが70に向けて上昇を続ける場合、強いトレンドが発生する可能性があります

2. 調整(一時下落)シナリオ

  • 条件:3.700円を抜けきれず、10MA(3.640円付近)を再び割り込む
  • 展望:「押し目買い」に失敗した形となり、再び3.600円〜3.585円のレンジ下限を試す展開へ

具体的な売買戦略

■ 押し目買いを狙う場合

  • エントリー:現在の価格帯で打診買い、もしくは3.640円付近(10MA)までの押しを待って反発を確認
  • 利確目標:目標 3.700円手前
  • 損切りライン:3.600円を終値で割り込んだ場合、または3.585円割れ

■ 戻り売りを狙う場合(逆張り)

  • エントリー:3.670円付近で長い上ヒゲ、もしくは陰線が出現し、失速を確認した時
  • 利確目標:3.640円(10MA付近)または3.600円
  • 損切りライン:3.680円を超えて安定推移し始めた時

まとめ

現在は「10MAより上 = 押し目買いが有利」な局面にシフトしました。先週までの弱気バイアスを捨て、「10MAをサポートとして機能させながら、直近高値3.670円をいつ突破するか」を注視するフェーズと言えます。

 

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