
主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2026年1月7日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉
目次
▼6日(火)の為替相場
(1):独HICP伸びが鈍化
(2):FRB高官 利下げ巡り見解分かれる
▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:ドル売りが進んでも下値は限定的/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント
6日(火)の為替相場

期間:6日(火)午前7時10分~7日(水)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):独HICP伸びが鈍化
独12月消費者物価指数(CPI)は欧州連合(EU)基準(HICP)で前年比+2.0%となり、前月(+2.6%)から伸びが鈍化。市場予想(+2.2%)も下回った。これより前に発表された仏12月HICPは前年比+0.7%と、予想通りに前月(+0.8%)から鈍化した。
(2):FRB高官 利下げ巡り見解分かれる
米連邦準備制度理事会(FRB)のミラン理事は「FRBの政策は引き締め的であり、経済を抑制している」「基調的なインフレ率はFRBの目標に近い」とした上で「今年100bp(1.00%ポイント)の利下げを行うべきだ」と発言。一方、バーキン米リッチモンド連銀総裁はこれより前に「現在の金利は中立と推定されるレンジ内にある」として「今後の金利決定はきめ細やかな判断が求められる」との見解を示した。
6日(火)の株・債券・商品市場

ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

【情報提供:外為どっとコム】
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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:ドル売りが進んでも下値は限定的
昨日のドル/円は終値ベースで約0.2%上昇した。ベネズエラ情勢を巡る過度な警戒感が後退する中、前日に低下していた米10年債利回りが上昇したことがドル買いを誘い、156.80円前後まで水準を切り上げた。 市場の注目は引き続き米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策運営に向けられている。本日は米12月ADP全国雇用者数、12月ISM非製造業景況指数、11月JOLTS求人件数といった米国の労働市場および景気動向を示す重要指標が発表される。これらが労働市場の減速を示唆する内容となれば、FRBの追加利下げ観測が強まり、ドル売り圧力が高まる可能性がある。もっとも、先月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で示されたドットチャートでは、2026年の予想利下げ回数は1回(25bp=0.25%ポイント)にとどまった一方、オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)市場ではすでに年内2回の利下げが織り込まれており、現状の市場期待はやや先行している印象も否めない。また、今週9日には米12月雇用統計の発表を控えていることから、本日の経済指標を受けて一時的にドル売りが進んだとしても、ドル/円は過去2週間のレンジ下限水準が意識され、下値は限定的となりそうだ。
注目の経済指標:ADP全国雇用者数

注目のイベント:FRB高官発言
※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。
外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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