
平素より川合美智子氏のウィークリーコメント(ドル円)をご利用いただき、誠にありがとうございます。 誠に勝手ながら、2025年10月27日をもちまして本レポートの配信を終了させていただくこととなりました。これまで長らくご愛読・ご利用いただき、心より御礼申し上げます。
【ドル円週間予想】 上値余地を探る動き。150円割れで終えた場合は下値リスクが点灯、149.40-50を下抜けて終えた場合は短期トレンドが変化。
直近の日足は値幅の小さい陽線引けとなり、小幅続伸しています。単体では上昇エネルギーの強いものではなく、また、153.10-20の抵抗もクリア出来ていませんが、これを上抜けて終えれば上値余地がもう一段拡がり易くなります。この場合でも154.00近辺に日足、週足の抵抗が、154.50~154.80に月足の上値抵抗が控えており、簡単には上抜けないでしょう。一方で下値も、10/17に付けた149.38を直近安値として反転、上昇の流れに入ってから日が浅く、トレンドが強い状態にあることから、反落した場合でも深い押しにもまだ繋がり難いと見られます。短期トレンドは151円を割り込んで終えた場合は“ニュートラル”な状態に戻しますが、149.40-50の抵抗を下抜けて終えない限り、下値余地も拡がり難い状態です。日足の上値抵抗は153.10-20,154.00-10,154.60-70,155.00-10に、下値抵抗は152.00±10銭、151.60-70,151.00-10、150.30-40にあります、21日、120日、200日移動平均線は150.63,147.17,147.81に位置しており、短期トレンドをサポート中です。
一方直近の週足は、前週足から上寄りのスタートとなり、高値圏で引ける陽線で越週しました。前週の陰線をしっかり切り返しており、この陰線が調整的な下げとなった可能性を示唆しています。153.90-00に週足ベースで見た強い上値抵抗が、154.50~154.80に月足の上値抵抗が控えており、大きな壁となりそうですが、155.00超えで越週した場合は、月足の抵抗も上抜けて、一段のドル上昇に繋がり易くなります。逆に、今週の週足ベースで見た強い下値抵抗が151.00-10にありますが、これを下抜けて越週した場合は“ニュートラル”な状態に戻します。149.50-60の抵抗を下抜けて越週した場合は、先週付けた153円台で戻り天井を確認した可能性が高くなり、ドルの下落余地がさらに拡がり易くなります。今週の週足ベースで見た上値抵抗は153.10-20,153.90-00,154.80-90に、下値抵抗は152.00-10,151.00-10,150.30-40,149.50-60にあります。可能性が低いと見ますが、全て下抜けて越週した場合は、一段の下落リスクが生じます。31週、62週移動平均線は146.70と148.74に位置しており、短・中期トレンドをサポート中です。
今週の戦略は、ドル買いは152.00-10まで引きつけて。損切りは151.00で撤退です。ドル売りは153.60-70で戻り売り。損切りは154.30で一旦撤退です。
上値は、153.10-20,153.60-70,153.90-00,154.20-30,154.60-70,154.80-90に強い抵抗がありますが、どこまでクリア出来るかトライする動きが継続すると見られます。下値は、152.60-70に軽い抵抗が、152.30-40,152.00-10,151.60-70に強い抵抗が出来ており、下値余地がまだ拡がり難いと見られますが、151.00-10の抵抗を下抜けて終えた場合は“ニュートラル”な状態に戻します。可能性がやや低いと見ていますが、150.40-50,149.90-00,149.40-50の抵抗を全て下抜けて終えた場合は、短期トレンドが変化して147~148円台まで下落余地がさらに拡がり易くなります。

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