
午前の為替予想は… FOMCは25bp利下げの公算 注目はドットチャート
作成日時 :2025年9月17日7時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉
ドル円予想レンジ
145.500-148.000円
前日の振り返りとドル円予想
昨日のドル/円は終値ベースで約0.7%下落。米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて米長期金利が低下する中、約1カ月ぶりに146.27円前後までドル安・円高に振れた。なお、この日発表された米8月小売売上高は市場予想を上回る強い結果となったものの影響は限定的だった。
本日のFOMCでは25bp(0.25%ポイント)の利下げが実施される公算で、市場もこれを完全に織り込んでいる。注目はメンバーによる四半期ごとの金利見通しである「ドットチャート」で、年内の利下げ予測が今回を含め2回(50bp)となるか3回(75bp)となるかに移っている。米金利先物では年内3回の利下げを70%強織り込んでいることから、2回の利下げが示唆された場合の方がインパクトは大きくなりそうだ。ドルは、噂(利下げ観測)で売って事実(利下げ)で買い戻される展開となる可能性もあろう。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見にも注目したい。
今朝 最新のドル/円チャート

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外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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