豪ドル/円今日の見通し「豪四半期CPI次第でRBAの年内利下げ回数が増える？」2025/7/30

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短期トレード即効チャージ　豪ドル円

オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆：外為どっとコム総合研究所　中村　勉

豪ドル(AUD)トレードに関わる現在までの相場トピック

本日10:30 豪4-6月期CPI、豪6月CPI発表！
・6月25日に発表された豪5月消費者物価指数（CPI）は前年比+2.1%（予想：+2.3%、前月：+2.4%）だった。また、5月CPIトリム平均は+2.4%で前月（+2.8%）から伸びが鈍化した。
4月30日に発表された豪1-3月期CPIは前年比+2.4%（予想：+2.3%）で前四半期から横ばいだった。また同CPIトリム平均は前年比+2.9%だった（予想：+2.8%、前四半期：+3.3%）。

・NY原油先物市場は続伸。終値は前営業日比+2.50ドルの1バレル=69.21ドル（7月29日）。

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・7月17日発表の豪6月雇用統計は、雇用者数が市場予想（2.00万人増加）に対して0.02万人の増加だった。失業率は4.3%で前月から悪化。労働参加率は67.1%だった。

・7月8日に豪準備銀行（RBA）は金融政策決定会合を開催。政策金利を3.85%に据え置いた。市場予想は25bp（0.25%ポイント）の利下げだった。

・7月2日に発表された豪5月小売売上高は前月比+0.2%と市場予想（+0.5%）を下回った。

今日の豪ドル(AUD)トレード　メインシナリオ

豪四半期CPI次第でRBAの年内利下げ回数が増える？

豪準備銀行（RBA）は「インフレ率が持続的に2.5%（RBAのインフレ目標である2~3%の中央値）へ向かっていることを確認するために、もう少し情報を待つことが出来る」と、7月8日の金融政策会合で金利を据え置いた際に説明している。また同会合後の記者会見でブロック総裁は月次消費者物価指数（CPI）の変動の大きさを理由に、従来通り四半期CPIを重視する姿勢を示した。
本日は豪4-6月期CPIと豪6月CPIが発表される。ブロック総裁の四半期CPIを重要視する姿勢からも、4-6月期CPIの結果に注目が集まる。RBAが5月に公表した金融政策報告では6月時点でのCPI予測が前年比+2.1%、コアCPIにあたるCPIトリム平均が+2.6%となっている（1-3月期は+2.4%、+2.9%）。4-6月期CPIの中でも、RBAが特に重視するCPIトリム平均がRBAの予測値よりも低かった場合には、RBAの年内利下げ予想が2回から3回に増加する可能性もあるため注目したい。
※CPIトリム平均：CPIの項目を変動率の小さいものから並べ、変動率の大小15%ずつを除外したもの。季節的な要因などを理由に急上昇（急低下）した項目を省いて、より中心的な値動きを見極められる。

豪ドル/円最新チャート分析

今後の注目材料

日米株価動向
豪4-6月期CPI

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は晴れ、豪ドル/米ドルは曇り空に太陽が覗く。7時に豪ドル/米ドルのRSIでシグナルが点灯。

【情報提供：外為どっとコム】

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