読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

ドル円午前の為替予想、トランプ関税に反応薄 新たな材料待ちで方向感模索 2025/7/10

午前の為替予想は… トランプ関税に反応薄 新たな材料待ちで方向感模索

作成日時 :2025年7月10日7時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 中村勉

ドル円予想レンジ

145.500-147.100円

前日の振り返りとドル円予想

昨日のドル/円は終値ベースで約0.2%下落。トランプ関税の影響から米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ時期や日銀の利上げ時期が後ずれするとの観測から約2週間ぶりとなる147円台に乗せる場面も見られた。ただ、5営業日連続で上昇していた米10年債利回りが低下に転じたことがドル売り・円買いにつながり146.25円前後まで下落した。なお、FRBは6月17-18日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録を公表。関税がインフレに与える影響や利下げ時期を巡り参加メンバーの間で意見の相違が見られたが、市場への影響は限定的だった。
昨日、トランプ米大統領は新たに8カ国への関税を通知した。その中には対米貿易赤字国であるブラジルも含まれていた。ブラジルは4月に発表された上乗せ関税のリストには含まれていなかったにもかかわらず、今回の対象となった。しかし、市場が反応しなかったのは、この関税措置が「BRICS」に対するけん制と受け止められた可能性があるためだろう。上乗せ関税の期限が8月1日に延長されていることもあり、市場は現在、様子見フェーズに移ったと考えられる。ドル/円はしばらく方向感の乏しい展開が続く可能性がある。本日は日本の20年利付国債の入札が予定されている。参院選を巡る不透明感から入札が不調に終れば、日本の長期金利が上昇し、一時的に円が買われる可能性がある。ただし、足元の動向を踏まえると影響は限定的にとどまるだろう。なお、NY時間には米新規失業保険申請件数の発表も控えている。

今朝 最新のドル/円チャート

ドル円 最新の為替チャート・FXチャート

レポートの本編は「外為どっとコムレポート」でチェック

「外為どっとコムトゥデイ 」記事一覧

 
nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。