動画で見通しを解説
動画配信期間
2025/3/4～
S&P500：最新の見通し
SP500市場の分析まとめ：
現在の相場状況
- トランプ大統領の発言に振り回される「トランプ劇場」が継続
- ニューヨーク市場で大幅下落
- レンジ相場化が進行（5800-6000ポイント）
直近のトランプ発言と影響
1. 主な発言内容
- 日本と中国の通貨安政策を批判
- 「関税をさらに引き上げる必要がある」と示唆
- カナダとメキシコへの追加関税を3月4日に発動すると言明
- 中国への関税上乗せも発動
2. 市場への影響
- リスク回避的な動きの強まり
- 株価の上値の重さ
- 先行き不透明感の増大
関税政策の展開
- 中国の対抗措置：米国製品に最大15%の追加関税（3月10日発効）
- メキシコ・カナダも対抗措置の可能性
- 貿易戦争への懸念拡大のリスク
テクニカル分析
1. 日足チャート
- 5800ポイントで一時下げ止まるも再び陰線
- レンジ相場の継続
2. 週足チャート
- 26週移動平均線を下抜け
- 13週・26週線間でのバウンスが機能しなくなる兆候
- ダブルトップ形成の可能性（ネックライン：5700ポイント台）
重要な価格レベル
- 下値サポート：5800ポイント、下抜けで5700ポイント
- 上値抵抗：6000ポイント（心理的節目）
取引戦略
- レンジ相場の中での短期的な値動きに注目
- 買い：5800ポイント付近での反発確認後
- 売り：6000ポイント付近での上ヒゲ形成時
- トランプ発言や対抗措置発表に警戒
結論として、トランプ大統領の発言や各国の対抗措置に振り回される不安定な相場が続く見込み。明確な方向感が出るまではレンジ内での短期的な売買機会を探る戦略が有効か。
S&P500 チャート分析①（日足）
S&P500 チャート分析②（4時間足）
最新のS&P500チャートはコチラ
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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月（株）外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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