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ドル円151円台へ低下、田村委員の発言を海外勢がどう処理するのか注視
本日のアジア時間からロンドン時間にかけてのドル/円は一時151円台まで下落。米国の通商政策に対する脅威が若干、和らいでいることに伴うドル高調整や、本邦の金融政策に対する思惑が重なり、ドル/円は151.802円まで下げ幅を拡大した。田村日銀審議委員は「0.75％への利上げのタイミング、適切に判断したい」「25年『度』後半には少なくとも1％程度まで短期金利を引き上げておくことが物価目標達成上、必要」との認識を示した。
もっとも、25年『度』後半としていることで、これは半年に1回のペースで、0.25％利上げしているこれまでの利上げペースと変わらないとの見方もあって、初期反応は続かず。その後、前日終値付近まで下げていた日経平均株価が持ち直すのに連動して、ドル/円は152.751円まで上昇した。
現状のレベルの上側の152.700円、152.750円、152.950円、153.000円に売りが観測されるほか、152.700円、152.750円、152.900円にストップ買いが確認できる。一方、下側では152.200円に買いが散見されるほか、152.450円にストップ売りが見られる。いつどのように関税の話題が出てくるか分からない中で、関税トレードは仕掛けづらいほか、日銀への思惑も海外勢にどう処理されるのか判断が難しく、オーダーは限定されている。
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