午前の為替予想は… 米雇用統計後に大幅高!続伸の余地は?
作成日時 :2024年10月7日8時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
ドル円予想レンジ
147.600-149.900円
前日の振り返りとドル円予想
4日のドル/円は米雇用統計の発表後に大幅高。米9月雇用統計は、雇用者の伸びが予想を上回り、失業率は予想以上に低下するなど、米国の労働市場が依然として堅調であることを示す結果であった。米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測が急速に後退する中、149.00円付近までドルが急伸。東京市場で付けたこの日の安値から3円あまり上昇した。
本日は8月の戻り高値の149.36円前後を突破できるか注目したい。すんなり上抜けるようなら節目の150.00円を試す動きが強まる可能性もあろう。もっとも、FRBの利下げを巡る市場観測に、どれほどの後退余地が残っているかが問題だろう。11月の利下げ幅に関する米金利先物の織り込みは、米9月雇用統計を受けて50bp(0.50%ポイント)がすでに消滅。ここからドルを一段と押し上げるためには、据え置き(利下げなし)の織り込みが広がることが必要となるはずだ。ドル/円は続伸期待が強い一方で、続伸を支えるための材料面のサポートは強くないと考えられる。米9月雇用統計に対して、ドル高・長期金利上昇・株高で反応した4日の「反動」もある程度警戒しておくべきだろう。
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神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
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