ドル円、一時144円台へ上昇…中国景気懸念後退で円売り
欧米時間のドル/円予想レンジ:142.800-144.600円
東京市場のドル/円は、小動きの展開。序盤に142.90円前後へ小緩む場面もありましたが、実需の買いなどを背景に一時143円台へ持ち直しました。その後、中国株などが堅調なことからリスクオンの円売りが続くと欧州市場では144円台へ上昇しました。
金利先物市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)が11月会合でも50bp(0.50%ポイント)利下げを行うとの観測が強まっています。今後の利下げペースを巡りクーグラーFRB理事の発言に注目です。
ドル/円をテクニカル分析で見ると、高値・安値を切り下げていることから下落基調と見ますが、RSIが50ライン付近に位置しており直近は方向感が定まっていないと見れます。下落基調の中で144円台に上ヒゲを残して反落する展開が続いているため、終値で144円台に乗せるまでは上値の重い展開が続きそうです。
ドル円 日足チャート
この後の経済イベント
9/25(水)
23:00 米8月新築住宅販売件数
23:30 EIA週間原油在庫統計
26:00 米5年債入札(700億ドル)
29:00☆クーグラーFRB理事講演
9/26(木)
08:50 日銀金融政策決定会合議事録(7月30-31日分)
10:30 RBA金融安定報告
※☆は特に注目の材料
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宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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