パウエルFRB議長発言に対して市場がどう反応するかが重要
動画配信期間:2024/9/18~
動画解説の抜粋・まとめ
今夜は大注目のFOMCということで、FOMCの注目ポイントについてそれぞれ解説をしていきたいと思います。
注目ポイントは3つあります:
・利下げ幅 - 今回利下げをするということは確実とされているので、その幅がどれだけなのか
・今回発表のドットチャート - 年内利下げ幅としてどの程度が示されるのか
・パウエル議長の記者会見 - 結果を受けてどのような発言を行うのか
その前に、テクニカル分析の視点で現状のドル円相場を見ていきたいと思います。
ドル円の5分足チャートでは、移動平均線が3本とも下向きを維持しており、RSIも再び下向きになっています。140円割り込む場面はありましたが、下ヒゲを伸ばして陽線出現ということで一旦下げ止まった感がありますが、ここから再び切り返すのか下落するのかに関しては、今日のFOMCしだいではないかと思っています。
現状の上メド下メドを見ると、下値は今週安値の139.50円、上値は144.20円付近を引き続き意識するのではないかと思っています。
今日どの辺りに注目していくべきかということで、先ほど3つお伝えしましたがそれぞれ見ていきたいと思います。
・利下げ幅に関して、25ベースポイントか50ベースポイントかまだ定まっていない状況。フェドウォッチによると、市場では0.5%利下げが6割という見方が優勢だが、エコノミスト予想では0.25%利下げが多い。両者の見方が交錯している。
・ドットチャートは、FRBメンバーの今後の政策金利見通しを示すもの。6月時点では年内1回程度の利下げが中央値だったが、今回は修正が入るだろう。フェドウォッチによると、市場は年内3回のうち2回は0.5%利下げを見ている。FRBメンバーの見方との乖離がドル相場に影響するかが注目点。
・パウエル議長の記者会見では、利下げ幅だけでなく、今後の利下げペースに関する発言があるかどうかが焦点。
発表時間は、政策金利とドットチャートが27時、パウエル議長の記者会見が27時半。
結果はいずれにせよドル相場を大きく動かすと思われるので、取引される方は注意が必要だと考えます。
目次
0:00 FOMCの3つの焦点
0:47 ドル円相場の現状分析
2:33 注目ポイント①政策金利
4:08 注目ポイント②ドットチャート
5:40 注目ポイント③パウエルFRB議長会見
6:15 発表スケジュール
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宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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