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ドル・円は伸び悩みか、米0.25%利下げなら強含みも緩和継続で失速

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は伸び悩みか、米0.25%利下げなら強含みも緩和継続で失速」
 18日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げ幅が0.50ptならドル売り優勢。逆に0.25ptならドルは強含む展開に。ただ、年末までの緩和方針が見込まれ、ドルは失速の可能性もあろう。
 17日発表された米国の小売売上高は予想外に強く、景気の不透明感や大幅利下げ観測によるドル売りはいったん収束。ユーロ・ドルは1.1110ドル台に軟化し、ドル・円は140円台半ばから142円付近に大きく水準を切り上げた。本日アジア市場で米国の金融政策決定が意識されるなか、ドルは前日大幅高による利益確定売りが先行。また、日経平均株価は不安定な値動きとなり、ドル・円は売り一服後はやや持ち直した。この後の海外市場で、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ幅の見方は拮抗。仮に0.25ptの利下げを決定すれば、大幅利下げを見込んでいた投資家のドルの買戻しが優勢となりそうだ。ただ、当局者の金利見通しでは年内複数回の利下げが見込まれるため、買い一巡後は再び売り戻す展開に。一方、次の焦点である19-20日の日銀金融政策決定会合に向け金融正常化をにらんだ円買いが入りやすく、ドルの一段の上値を抑えるとみる。


通貨別分析

 

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