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ドル円午前の為替予想、FOMC後の大変動は避けられない公算 2024/9/18

午前の為替予想は… FOMC後の大変動は避けられない公算

作成日時 :2024年9月18日8時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

ドル円予想レンジ

139.500-144.500円

前日の振り返りとドル円予想

昨日のドル/円は142円台を回復。東京市場では140.33円前後まで弱含んだが、NY市場に入り米8月小売売上高が市場予想を上回ったことを受けてドル買いが強まると先週12日以来の142.47円前後まで上昇した。もっとも、米連邦準備制度理事会(FRB)がこの日から始まった連邦公開市場委員会(FOMC)で50bp(0.50%ポイント)の大幅利下げに動くとの市場観測はほとんど後退しなかった。米金利先物が織り込む9月50bp利下げの確率は63%前後とほぼ横ばいだった。根強い大幅利下げ観測にもかかわらずドル/円が約2円上昇したのは、FOMCの発表を目前にしたタイミングで、米8月小売売上高をきっかけに短期筋のドル買い戻しが活発化したためと考えられる。
本日は、そのFOMCが最大の見どころとなる。ドル/円は利下げ幅が50bpなら下落、25bpなら上昇の初期反応が予想される。ただ、2次反応は同時に発表される金利見通し(ドットチャート)やパウエルFRB議長の会見内容に大きく左右されそうだ。いずれにしても、現時点で年内の利下げペースを巡る市場とFRBの見方に大きな違いがあることから、発表後のドル/円は上下に大きく揺さぶられる公算が大きい。

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kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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