
ドル円、一時143.70円台…次回日銀会合での据え置き観測を受け
欧米時間のドル/円予想レンジ:142.400-144.400円
東京市場のドル/円は、方向感が定まらない展開。序盤に143円を割り込む場面もありましたが、5・10日(ゴトー日)仲値に向けた実需の買いなどを背景に143.55円前後まで強含みました。しかし、その後は失速して143.00円台前半での値動きが中心となっています。欧州市場では、米長期金利が上昇したことに加えて、次回日銀会合の据え置き観測を受けて一時143.70円台まで上昇しました。
9月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ幅を巡り、市場の関心は引き続き明日11日の米8月消費者物価指数(CPI)に寄せられています。そうした中で、今夜は特段の注目イベントは予定されていません。また、NY市場の米連邦準備制度理事会(FRB)高官による講演についてはブラックアウト期間中であることから金融政策に関する発言は控えられるでしょう。そのため、ドル/円は143円を挟んで方向感の出にくい相場展開が想定されます。
ドル/円をテクニカル分析で見ると、移動平均線が弱気のパーフェクトオーダーを形成し下落基調を維持しています。足元では141円台後半を下値支持に反発していますが144.00円付近は上値抵抗として伸び悩む可能性があります。仮に突破しても10日線などが抵抗となり反落することも考えられます。
ドル円 日足チャート

この後の経済イベント
9/10(火)
23:00 バーFRB副議長講演
25:15 ボウマンFRB理事講演
26:00 米3年債入札(580億ドル)
9/11(水)
09:20 ハンターRBA総裁補講演
10:00 米大統領選候補者、テレビ討論会
10:10 日銀国債買入オペ
10:30 中川日銀審議委員講演
※☆は特に注目の材料
経済指標・イベントの結果について
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宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界で経験を積み、2017年10月に外為どっとコムへ入社。サポートセンター業務に従事した後、2022年2月より現職。テクニカル分析を中心に、為替相場・金融市場の調査・分析や個人FX投資家向けの情報発信を行っている。
テレビ東京「モーサテサタデー」にコメンテーターとして出演。ストックボイスTVでの解説をはじめ、各種メディアへの出演・コメント実績を持つ。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』ではドル円・ユーロ円の見通しを連載。

