来週のドル円関連重要イベント
9月9日(月)からの一週間、ドル円関連の重要イベントは次のものが予定されています。
9/9(月):
【日本】4-6月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)
【日本】7月国際収支・貿易収支
9/11(水):
【アメリカ】8月消費者物価指数(CPI)
9/12(木):
【アメリカ】8月卸売物価指数(PPI)
【アメリカ】前週分新規失業保険申請件数、継続受給者数
【アメリカ】8月月次財政収支
9/13(金):
【アメリカ】9月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
特に注目度が高いのは9日(月)の日本の4-6月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)、11日(水)の米8月消費者物価指数(CPI)です。
9日(月)には日本の4-6月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)が発表されます。GDPはその国の経済活動の規模を示す重要指標です。9日に発表されるのは改定値であり、速報値に比べると注目度は下がりますが、速報値と大きく異なる結果となった場合は相場変動につながる可能性もあり注意が必要です。
11日(水)には米8月消費者物価指数(CPI)が発表されます。CPIは消費者が購入する商品やサービスの価格の変動を測定したものです。インフレの実態を見極めるのに利用され、季節的な要因で価格が変動しやすい生鮮食品を除いた「コア指数」が特に注目されます。
今週、ドル円は低調な米指標を受けて軟調に推移しました。市場の関心は今月17日から開かれる米FOMCでの利下げ幅に集まっており、今後の米指標を受けて利下げ幅をめぐる見通しがどのように変化するかが注目されます。インフレ鈍化が示される中でFRBが重視するデータは物価から雇用に移っており、インフレ指標への注目度はこれまでと比べて低下しているとも言われていますが、来週の米CPIが予想と大きく異なる結果となった場合は相場が強く反応する可能性もあり警戒が必要となります。
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