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ドル・円は伸び悩みか、米雇用統計にらみ根強い大幅利下げ観測

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は伸び悩みか、米雇用統計にらみ根強い大幅利下げ観測」
 6日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。今晩発表の米雇用統計は改善が予想され、ドル買戻しの手がかりとなる見通し。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)の0.50%利下げへの思惑は根強く、ドル買いは想定内となりそうだ。
 5日発表された米国のADP雇用統計は予想外に悪化した半面、ISM非製造業景況指数は改善し、過度な減速懸念は一服。米10年債利回りが低下後に上向くと、ユーロ・ドルは1.1120ドル付近から1.1070ドル台に失速、ドル・円は142円80銭台から144円20銭台に浮上した。本日アジア市場で日経平均株価の反発を好感した円売りが先行。その後、日本株が下げに転じると、円買い優勢でドルは142円台前半に沈んだ。この後の海外市場は米雇用統計が焦点。前回は予想外に悪化したが、今回は失業率が4.2%、非農業部門雇用者数は前月比+16.5万人、平均時給は前年比+3.7%と予想されており、ほぼ想定通りなら回復期待のドル買いが入りやすい。ただ、今月の連邦公開市場委員会(FOMC)での0.50ポイント利下げ観測は根強い。また、日銀の金融正常化への思惑も続き、ドルの上げ幅を抑制しよう。

通貨別分析

 

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