円高リスクの高まり:日米金融政策の方向性と為替相場への影響【外為マーケットビュー】
動画配信期間:2024/8/30~2024/9/13
外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。
動画の内容 抜粋・まとめ
日銀総裁の国会発言と金融政策の方向性
植田日銀総裁は国会の閉会中審査で、金融緩和の度合いを今後も調整していく方針を明確に示しました。これは、内田副総裁の発言よりも積極的な姿勢を示したものと捉えられます。
FRBパウエル議長のジャクソンホール講演
パウエル議長は9月の利下げを明確に示唆し、政策調整の方向性を明確にしました。ただし、利下げのペースやタイミングは今後のデータ次第であることも強調されました。
最新の経済指標とドル円への影響
GDPや個人消費が予想を上回る強さを示す一方、新規失業保険申請件数は予想通りでした。これらの指標を受けてドル円は一時上昇しましたが、その後売りが入りました。
今後の注目点:米雇用統計と失業率
来週の米雇用統計、特に非農業部門雇用者数の変化と失業率が重要視されます。失業率の上昇はドル売りの要因となる可能性があります。
NVIDIAの決算と市場への影響
NVIDIAの決算は予想を上回りましたが、AIブームの過熱感に一服感が出始めています。他のテック企業も顧客のコスト意識の高まりを指摘しており、市場全体に影響を与える可能性があります。
日本の金融政策の展望
氷見野副総裁員の講演から、年内の利上げは難しいものの、来年初頭には利上げの可能性が高まっていると推測されます。不動産価格への言及も注目されました。
ドル円相場の今後の展望
アメリカの金利低下傾向と日本の潜在的な利上げ意向を考慮すると、ドル円は戻り売りが優勢で、リスクとしては円高方向に傾いていると考えられます。
動画目次
0:00 今回のダイジェスト
0:27 日銀総裁の国会発言と金融政策の方向性
1:09 ジャクソンホール講演のFRBパウエル議長発言
2:49 最新の経済指標とドル円への影響
4:00 今後の注目点:米雇用統計と失業率
5:03 NVIDIAの決算と市場への影響
6:26 日本の金融政策の展望
8:51 ドル円相場の今後の展望
9:20 【PR】口座開設特別キャンペーン
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外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。
慶應義塾経済学部卒。1988年ー1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地の有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍。
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