このレポートでは、メキシコペソとアメリカ経済や日本円との為替レートの動き、メキシコペソの見通し、そしてその影響を受ける可能性がある要因について詳しく解説します。
執筆:株式会社外為どっとコム総合研究所 宇栄原宗平
動画でチャートを解説
ペソ円、切り返しの兆しはある
■メキシコペソ円の現状
- 移動平均線は下向きが続いているものの、下落の勢いが緩和
- RSIが50ラインに向けて上昇しており、底打ち感が出てきている
- 直近の高値8.62円を突破できるかどうかが焦点
■今後の見通し
- 8.62円を突破できれば、9円台を目指し反発基調が強まる可能性
- ただし、反落リスクも残されているため、慎重な取り組みが必要
- ドルコスト平均法や分割注文などの長期的な戦略が有効
■取引の際の留意点
- メキシコペソは長期投資に向いた通貨のため、値動きリスクには注意が必要
- 8.62円の突破を確認しつつ、徐々に買い増しするなどの戦略が適切
- 急激な変動にも備え、損切りラインの設定などリスク管理が重要
総じて、メキシコペソ円は底打ち感が出つつあり、8.62円の突破に注目すべき状況にある。長期的な視点での徐々の買い増しが望ましく、同時にリスク管理にも十分留意する必要がある。
メキシコペソ/円 日足チャート
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宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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