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【ドル円予想】175円を目指す可能性!?円安は止まらない? 2024/5/10(金)志摩力男

配信期間が終了しました。
最新動画は【外為マーケットビュー】で公開しています。

動画配信期間:2024/5/10~2024/5/24

外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。

時間がない方向け「ポイント要約」

・ドル円は大きなトライアングルを上抜け
 →175円が視野に入っている可能性
・ただ、160円と151円の半値である156円付近がレジスタンスに
 →当面はこのレンジ内での推移

目次

0:00 今回のダイジェスト
0:25 相場振り返り 円安進行と介入 
4:45 ドル円は156円前後が抵抗に
5:51 岸田首相と植田日銀総裁の会談
7:13 今後ドル円は175円を目指す可能性
8:51 日米金利差と円安の関係
9:23 今後の注目ポイント
9:53 【PR】口座開設特別キャンペーン実施中

要約

この2週間、色々なことが起こりました。4月29日、ドル円相場は一時160円まで上昇しました。しかし、急激な円安を受けて、日本の財務省が5兆円から5.5兆円規模の為替介入を実施。その結果、一旦は158円近辺まで下落しました。

5月3日のFOMC(米連邦公開市場委員会)後、日本の通貨当局が再び為替介入を行い、ドル円は153円まで下げられました。この介入は20分から30分という短時間で行われ、3兆円もの金額が投入されたと言われています。

アメリカのイエレン財務長官が「為替介入は稀なケースでのみ行うべき」と発言したことで、さすがに日本が為替介入を行いにくくなったと見られています。

現在、ドル円相場は156円から157円付近で推移しています。テクニカル面では、大きなトライアングルを上抜けしたということなので、ターゲットとしては個人的には175円が視野に入っている可能性があると思っています。
ただ、160円と151円の半値である156円付近がレジスタンスとなっており、当面はレンジ内での推移が予想されます。

根本的にはアメリカと日本の金利差が大きいことが円安の主因です。日本が金利を上げない限り、円高に転じるのは難しいとの見方が広がっています。日銀の植田総裁も、円安が物価上昇に与える影響は大きいと認識しつつも、金融政策の変更には慎重な姿勢を崩していません。

来週は、アメリカの消費者物価指数(CPI)の発表が注目されます。CPIの上昇率が予想以上に高ければ、アメリカ経済の強さが印象づけられることになるでしょう。特に、コアCPIやスーパーコアCPIの上昇率が高止まりすれば、その傾向は顕著になると考えられます。

 
志摩力男氏96_130.jpg 志摩力男 氏
慶應義塾経済学部卒。1988年ー1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地の有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍。
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