最新のドル円相場を解説
動画の内容 ポイントまとめ
■ドル円相場の動向
- ドル円は現在154円台後半で推移しており、34年ぶりの高値更新を試している。
- 155円目前まで上昇しているが、利益確定売りなどから急落する場面も散見される。
- 上値の重さが増しており、神経質な値動きが続いている。
■注目ポイント
1. 155円の攻防線
2. 政府・日銀による突然の為替介入
3. 日韓財務省会合での協調介入の可能性
■為替介入リスクの高まり
- 155円の大台突破は、政府の重要な防衛ラインと見なされている。
- 突破した場合、為替介入への警戒感が一気に高まる可能性がある。
- 過去の介入事例から、5~6円程度の一時的な円高修正が考えられる。
■日韓協調介入の可能性
- 韓国ウォンも急速な通貨安に見舞われており、韓国も対応に迫られている。
- 本日の日韓財務省会合では、協調的な為替介入について協議される可能性がある。
- 日本単独での介入よりも、韓国と連携した介入の方が大きな影響が期待できる。
■今後の見通し
- 155円の攻防が焦点となっており、突破した場合は急激な円安が進行する公算が大きい。
- その際の為替介入リスクが非常に高まるため、慎重な取り引きが求められる。
- 介入後は一時的な円高修正局面を狙う買い場が出現する可能性がある。
全体として、ドル円は155円台の攻防が熾烈化しつつあり、介入警戒感の高まりから神経質な相場展開が続くと見られる。日韓の協調介入を含めた政府対応にも注目が集まりそうだ。
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宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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