最新のドル円相場を解説
動画の内容 ポイントまとめ
■ドル円相場の焦点
- 本日発表される3月の米国CPIがドル円相場の焦点となっている。市場予想は前年比+3.4%と高止まりしている。
- CPI結果が予想を上回れば、長期金利上昇を通じてドル買いが強まり、ドル円の152円大台突破につながる可能性がある。
■ FRBの政策金利見通し
- CPIが予想を上回れば、6月の利下げ観測が後退する。一方で、予想通りなら6月利下げ期待は6割程度織り込まれている。
- その後の6月FOMC前にもCPI結果が3回発表されるため、政策判断に大きな影響を及ぼすことになる。
■ドル円の売買戦略
- 152円突破でドル高が加速する場合、為替介入リスクが高まる。
- 凄腕トレーダーのひろぴー氏のレポートでは、介入の下値目安を147円付近と分析し、段階的な買い増しを提案している。
- ひろぴー氏は、150円を下回る水準での買い注文を事前に設定しておき、介入後の反落場面を狙う戦略が有効と考えている。
■その他の留意点
- 上昇トレンドを基本としつつ、介入リスクを意識した慎重な取り組みが求められる。
- 通常以上にポジションサイズを小さくし、損切りラインは広めに設定するなどの工夫が必要。
全体として、米CPIの結果次第ではドル円が152円の大台を突破する可能性があるが、その際の為替介入リスクも高まる展開が想定される。事前の準備と慎重な判断が重要となりそうだ。
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宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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