株式会社トレジャリー・パートナーズ社が日経平均株価と米株市場についてまとめたデイリーレポートです。
前営業日の日本株式市場の振り返り
9日の日経平均株価は続伸、前日比+426.09円、+1.08%となる39,773.13円で大引け。
日経平均株価は前日の終値より150円高い39,497円で寄り付くと、小幅にレベルを引き上げ39,550円を中心とした値動き。後場に入ると一本調子で上昇し39,773円まで上値を伸ばしたのち、そのまま大引け。
東京市場では鈴木財務相より円安牽制発言が入ったものの、目立ったニュースのない中で日本株に買い戻しの動きが広がっており、現在の水準では先高観があるものと見られる。
当日は幅広い業種で買いが優勢になったが、特に電気機器と化学が上昇を牽引。半導体銘柄の東京エレクトロンが+130円、群馬県に半導体素材の新工場をつくることが判明した信越化学が+45円、それぞれ日経平均株価の上昇に寄与した。
なお9日のNY午後に日経平均株価CFDは39,690円で取引されており9日の東京株式市場は小幅に下窓を開けてオープンしそうな状況。
前営業日の米国株式市場の振り返り
9日の米国株式市場は引けに掛けて持ち直しの動き。
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9日のS&P 500指数は、前日終値より15ドル高い5,217ドルで寄り付くと売りが優勢の展開で5,161ドルまで下落。しかしこのレベルで下げ止まると緩やかに上昇へと転じた。午後に入ってしばらくは落ち着いた値動きであったが、引けに掛けて強い買いが見られ5,209ドルまで値を戻してクローズ。
東京時間からNY時間にかけて米長期金利が6bps(0.06%)ほど低下したことから、米株は上昇しやすい地合いにあったと言えるが、それでも上昇幅は限定的で、やや上値の重さを感じさせる一日であった。
なおNYクローズ前に米アトランタ地区連銀のボスティック総裁がFRBは年内に利下げを行わない可能性があるとの見方を示したが相場への影響は限定的であった。
業種別では米長期金利の低下をうけて不動産が好調、+1.29%の上昇を記録。一方で金融は▲0.51%と売られた。
個別の大型株ではテスラが+2.25%、グーグルが+1.13%、アップルが+0.72%とそれぞれ上昇しておりS&P 500指数の上昇を支えた。特に最近のグーグルの好調さは目を引くものがある。
本日の注目点
① 米国3月CPI。日本時間21:30に発表予定の米国3月CPIは米国の金融政策を占ううえで欠かせない指標であり、大きな注目を集める。特に米国株価指数に直接的に大きな影響を与えるため、リスク管理を徹底しておきたい。
② 中東情勢に注目。引き続きイスラエルとイランを取り巻く状況を注視しておきたい。
③ 米長期金利の推移?株価指数と関係の深い米長期金利であるが、昨日は4.40%台を維持できず、一旦は4.36%レベルまで低下している。金利の低下はリスクオフムードの高まりを示唆することから、マーケットの温度感を測る意味合いで確認しておきたい。
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