
ただ、6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げを巡っては市場の見方は割れている。きょう夜発表される3月の米消費者物価指数(CPI)が強い結果となれば、利下げ開始時期の後ずれが警戒されるだろう。結果を見極めたい投資家が積極的な売買を手控え、ハンセン指数の上値が重い展開があり得る。
9日のNY株式相場はダウ平均が小幅に続落した一方、ハイテク株主体のナスダック総合は3日続伸した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)はネット株のアリババ集団(09988)、美団(03690)、JDドットコム(09618)や英金融大手のHSBC(00005)、電気自動車の理想汽車(02015)が香港終値を上回って終えた。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ