読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

ドル円急落、152円前後が高値に?米雇用統計で相場一変の可能性 2024/4/5(金)志摩力男

配信期間が終了しました。
最新動画は【外為マーケットビュー】で公開しています。

動画配信期間:2024/4/5~2024/4/19

外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。

時間がない方向け「ポイント要約」

・ドル円急落の背景
 →ブリンケン国務長官がウクライナのNATO加盟に言及
 →イランがイスラエルを攻撃する可能性
 →植田日銀総裁の利上げ判断
 →前日銀総裁の黒田氏が「足元の円安は行き過ぎ」発言
・ウクライナのNATO加盟が現実になれば…
 →スイスフラン急騰の可能性
・米国雇用統計に注目
 →直感的には良い数字が出てくるんじゃないか
 →予想外の結果なら相場が大きく変動する可能性
・FRB関係者の発言
 →スタンスが全体的にタカ派にシフトする可能性

目次

0:00 今回のダイジェスト
0:24 相場振り返り ドル円急落の背景
4:52 スイスフランの動向 売りポジション巻き戻しの可能性
5:45 米雇用統計 予想外の結果には注意
6:43 FRB利下げスタンス タカ派へシフトか
7:38 【PR】口座開設特別キャンペーン

相場振り返り ドル円急落の背景(要約)

昨日の海外市場は当初ほとんど動きがなかったものの、15時頃から急激にドル円が下落しました。このニュースソースは不明ですが、ブリンケン国務長官がウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟に言及したことが一因だと思われます。これが事実であれば、ロシアとNATOの対立が深まり、最悪の場合、第三次世界大戦に発展しかねない重大な事態です。また、イランがイスラエルによるシリアでの大使館爆破への報復として、イスラエルを攻撃する可能性があると警告していることも注目すべきニュースです。

もう一つの重要なニュースは、日銀の利上げ判断に関するものです。植田日銀総裁は、物価目標達成の可能性が高まれば、夏から秋にかけて利上げを行う可能性に言及しました。わずか数ヶ月前に緩和的な政策継続を示唆していたにもかかわらず、このタイミングで利上げに言及したことは、日本の金融政策の転換点を示唆しているのかもしれません。

さらに、前日銀総裁の黒田氏が「足元の円安は行き過ぎ」と発言したことも注目に値します。現役時代は円安を容認していた黒田氏ですが、1ドル130円程度までの円高進行の可能性にも言及しました。日本企業は1ドル150円以上の円安は容認できないという見方が広がっており、物価目標や賃金上昇、株価上昇など経済環境が改善しつつある中、日銀が為替の修正に動き出す可能性があります。

スイスフランの動向 売りポジション巻き戻しの可能性(要約)

ただし、ドル円相場がすぐに下落するかどうかは不透明です。ウクライナのNATO加盟が現実のものとなれば、スイスフランが急騰し、これまでのスイスフラン売りポジションの巻き戻しが起こる可能性があります。

米雇用統計 予想外の結果には注意(要約)

本日発表の米国雇用統計についても注視が必要です。最近の米国経済指標は概ね好調ですが、雇用統計が思うような数字でなかった場合、米国経済の変調を示唆することになり、相場が大きく変動する可能性があります。

FRB利下げスタンス タカ派へシフトか(要約)

また、FRB関係者の発言にも注意が必要です。カシュカリ氏は利下げの必要性を否定し、ハト派とされるグールズビー氏も年内2回の利下げを示唆するなど、FRBのスタンスが全体的にタカ派にシフトする可能性があります。

関連動画

動画内で紹介されたセミナー配信

雇用統計ライブ配信

 
志摩力男氏96_130.jpg 志摩力男 氏
慶應義塾経済学部卒。1988年ー1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地の有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。