金(ゴールド)CFD(外為どっとコムの取引口座「CFDネクスト」の銘柄名:金スポット)について、昨日の振り返りと現在のポイントについて短時間で確認できるようまとめました。
金(ゴールド)市場の値動きまとめ
3月14日のニューヨーク商品取引所(COMEX)における金先物市場は、反発基調となった。金先物4月限の終値は1オンス=2180.80ドルと、前営業日比14.70ドル(0.68%)の上げ値を付けた。
序盤は時間外取引でドル高の一服を受けて買い支えられた。ヨーロッパ時間に入ると、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ期待から買いが優勢となり、徐々に値を上げた。
米国時間の後半には2185.60ドル前後まで上値を伸ばした。
金価格の反発は、前日に発表された米消費者物価指数(CPI)の伸びが予想を上回ったことで、FRBによる利下げに対する慎重姿勢が意識されたためと見られる。一方で、スワップ市場では依然として6月の利下げが62%の確率で見込まれている。
このため、14日に発表の生産者物価指数(PPI)統計に注目が集まり、利下げ観測を占う材料と意識されている。CPIよりもPPIの方が政策判断に大きな影響を与える可能性があるためだ。
総じて金市場は、インフレ動向を手掛かりとするFRBの利下げ時期見通しに振れやすい展開が継続している。
最新の金(ゴールド)CFD 日足チャート
30分足チャート
日足チャート
金(ゴールド)CFDについて、テクニカル分析では、単純移動平均線(10日)の上を推移しており、上昇トレンドが続いていると見られる。また、相場の過熱感をはかるRSIは、100を付けたあとの下落中である。
※リアルタイムの価格はこちらから確認できます。
金スポット 株価指数・商品CFDチャート│はじめてのFXなら外為どっとコム
金(ゴールド)の上昇・下落要因
上昇要因
インフレの期待:物価上昇の予測が強まると、金を価値保存手段として買う動きが強まる。
経済的不安定性:経済危機や金融市場の不安定時には、安全資産としての金への需要が高まる。
実質金利の低下:金利がインフレ率を下回ると、金への投資が魅力的になる。
通貨価値の低下:特に米ドルが弱まると、金価格は上昇する傾向がある。
地政学的緊張:紛争や政治的不安が高まると、リスク回避のため金への投資が増える。
中央銀行による購入:中央銀行が金を買い増すと、供給が減り価格が上昇する。
下落要因
インフレ率の安定または減少:物価上昇の懸念が和らぐと、金への投資需要が減少する。
経済的安定:経済が安定し、リスク資産への投資が増えると、金への需要が減る。
実質金利の上昇:金利がインフレ率を上回ると、金に対する魅力が減少する。
通貨価値の強化:特に米ドルが強まると、金価格は下落する傾向がある。
地政学的緊張の緩和:地政学的リスクが減少すると、金へのリスク回避需要が落ちる。
中央銀行による売却:中央銀行が金を市場に売り出すと、供給が増え価格が下がる。
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