豪ドル/円今日の見通し「春闘集中回答日！円主導での値動きに注意！」2024/3/13

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆：外為どっとコム総合研究所　中村　勉

豪ドル(AUD)トレードに関わる現在までの相場トピック

・NY原油先物市場は続落。中東情勢の緊張が続いていること、石油輸出国機構（OPEC）が月報で24年の米国と世界経済の成長見通しを引き上げたことが下支え要因となった。一方で、米エネルギー情報局（EIA）が24年と25年の米国の産油量が従来の予測から引き上げられたことが下押し材料となった。終値は前日比-0.37ドルの1バレル＝77.56ドル（3月12日）。

＜WTI原油・商品CFDチャートはこちらはこちら＞

・2月28日に発表された豪1月月次消費者物価指数（CPI）は前年比+3.4%で前月から横ばいだった。1月31日に発表された豪10‐12月期CPIは前年比+4.1%となり、前四半期（+5.4%）から鈍化した。

・2月15日発表の豪1月雇用統計は、雇用者数が市場予想（1.50万人増）を大幅に下回る0.05万人の増加だった。失業率は4.1％へ悪化（前回：3.9%）、労働参加率は66.8%で横ばいだった。

・2月6日に豪準備銀行（RBA）は金融政策決定会合を開催。政策金利は4.35%で据え置きとなった。

今日の豪ドル(AUD)トレード　メインシナリオ

春闘集中回答日！円主導での値動きに注意！

本日、日本では春闘の集中回答日となっている。「春闘の結果が昨年を大きく上回れば、日銀は3月にマイナス金利解除を検討」という観測記事が報じられるなど、市場の注目度は高い。大幅な賃上げ回答となれば日銀が来週の金融政策決定会合で政策変更を検討するとの期待から円高に傾く可能性がある。豪ドル/円は春闘や日銀関連の材料により円主導での値動きになるだろう。
その他では、本日は豪ドル相場に影響を与えそうな経済指標の発表がないことから、日本や中国、米国の株式市場の動向を眺めながらの値動きになりそうだ。

想定される個別シナリオ

■春闘で大幅賃上げ回答が目立つ
⇒日銀が今月の会合でマイナス金利を解除するとの見方が強まる
⇒円が買われる
⇒豪ドル/円は下落する

豪ドル/円最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

日本、中国、米国の株価動向
日本の春闘結果

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は雨、豪ドル/米ドルは曇り空に雨がぱらつく。3時に豪ドル/米ドルのボリンジャーバンドとRSIで買いシグナルが点灯。

【情報提供：外為どっとコム】

＜「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」詳細はこちら＞

※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
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