「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆：外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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今日のドル円 テクニカル分析で環境認識
①日足：148円台へ持ち直すか・・・80日線や38.2％押し水準が下値支持となり下げ渋ると前日高値を上抜けて147.40円台へ上昇しました。下ヒゲが目立つ146円台半ばでは本日も底堅く推移する可能性があります。こうした動きの中で148円台を回復するようだと反発基調が強まり、まずは149円台に向けた値動きとなりそうです。なお、直近安値146.40円台を下抜けた場合は146円割れを視野に入れた相場展開となることも考えられます。
ドル/円 日足チャート
今日のトレードシナリオ：買い目線
②相場展開の予想・・・146円台では底堅い推移となっています。また148円台に向けて上昇の勢いを強めてきていますので、買い目線で考えていきましょう。
③トレードタイミング・・・押し目買いポイントは、147.00円、146.50円程度と見ます。また、147.50円や148.00円を突破後に同水準が下値支持として機能すれば買い場となりそうです。
ドル/円 60分足 ネオチャート（図1）
ドル/円 外為注文情報（図2）
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今後の注目経済指標・イベント
NY市場では米2月消費者物価指数（CPI）が発表されます。市場予想は前年比+3.1％と前月から横ばいとなる見通しです。また、食品とエネルギーを除いたコアCPIは前年比+3.7％と前月（+3.9％）からの鈍化が見込まれています。来週19-20日に米連邦公開市場委員会（FOMC）を控えているだけに、結果を受けたドル/円の値動きは荒くなりそうです。
3/12（火）
16:00 トルコ1月鉱工業生産
16:00 トルコ1月経常収支
16:00 独2月消費者物価指数・改定値
16:00 英2月失業率
16:00 英2月失業保険申請件数
16:00 英11-1月失業率
16:00☆英11-1月週平均賃金
20:00 マン英MPC委員講演
21:00 メキシコ1月鉱工業生産
21:30☆米2月消費者物価指数
25:15☆ベイリーBOE総裁講演
26:00 米10年債入札（390億ドル）
27:00 米2月財政収支
----- ユーロ圏財務相理事会
※☆は特に注目の材料
『20時からFXライブ配信』
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
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お知らせ：FX初心者向けに12時からライブ解説を配信
外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。
外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月（株）外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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