ドル/円、146円台の下値を探る展開か…米1月ISM製造業景況指数に注目
東京市場のドル/円は、昨日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で3月利下げの思惑が後退したことからドル買いが先行しましたが147円台に乗せると失速。日本株の下落などから146.48円前後まで弱含む場面もありましたが、下値を探る動きが一巡すると147.00円台に持ち直すなど方向感が定まらない値動きとなりました。
●日経平均株価:36011.46円(-275.25円)
●TOPIX:2534.04ポイント(-17.06ポイント)
今夜は米1月ISM製造業景況指数が発表されます。市場予想は47.2となっており、好不調の分岐点である50.0を15カ月連続で下回ると見られています。ただし、昨日のFOMCでパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が早期利下げの条件に「労働市場の予期せぬ弱体化」を挙げたことから、市場の関心は明日の米2月雇用統計に向かっています。今夜の1月ISM製造業景況指数に対するドル/円の反応は限られるかもしれません。また、今夜は英中銀(BOE)が金融政策発表と最新の経済見通しを示します。このため、為替相場はポンドが主役の展開になりやすいでしょう。
ドル/円をテクニカル分析で見ると、前日は昨年11月高値から12月安値への下落幅に対する半値水準146.00円付近で下げ渋ると反発しています。本日は20日線が下値支持と意識されていますが、147円台の上値も重く方向感に欠ける展開となっています。
ドル円 日足チャート
この後の経済イベント
2/1(木)
20:30 レーンECB専務理事講演
21:00☆ BOE政策金利
21:00☆ BOE議事録
21:00☆ BOE金融政策報告書
21:30☆ ベイリーBOE総裁記者会見
21:30 米1月チャレンジャー人員削減数
22:30 10-12月期米非農業部門労働生産性・速報値
22:30 10-12月期米単位労働コスト・速報値
22:30☆ 米新規失業保険申請件数
23:45 米1月製造業PMI・改定値
24:00☆ 米1月ISM製造業景況指数
24:00 米12月建設支出
30:45 NZ12月住宅建設許可
----- アップル10-12月期決算
----- アマゾン10-12月期決算
----- メタ・プラットフォーム10-12月期決算
2/2(金)
09:30 豪10-12月期生産者物価指数
※☆は特に注目の材料
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