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FX「人民元はドルが上れば上る、ドルが下がれば下がる。年初はドルが首位、元が3位」人民元見通し

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総括

FX「人民元はドルが上れば上る、ドルが下がれば下がる。年初はドルが首位、元が3位」人民元見通し

(通貨3位、株価16位)

予想レンジ 人民元/円20.2-20.7

(ポイント)
*1月24日に預金準備率の引き下げがあった
*人民元は管理相場で依然底堅い 
*人民銀行は人民元相場を基本的に安定的に維持し、元の国際化を着実に進めるとした
*政府は株価対策を打ち出した
*来週は製造業・非製造業PMIの発表
*人民元円年足、4年連続陽線
*日本のバブルと似ている所と異なるところがある
*株価(上海総合指数、香港ハンセン)は弱い。
*23年通年の成長率は5.2%
*デフレ圧力続く
*MLF金利予想外に据え置き
*人口が2年連続減少 
*格付見通し下方修正 ムーディーズ
*イタリアが「一帯一路」から離脱
*1兆元の国債発行し景気対策へ
*米の経済制裁は続く

(とにかく人民元の安定だけはここまで成功、2024年1月)
 不良債権問題、株価大幅下落、指標程に景気に活気がない経済、米国への移住求める中国人がメキシコ国境に集う、工場をメキシコに移転させ、USMCAの特典狙う、などなど課題が多いが、人民元は安定、今年も1月末で12通貨中3位でまずまずの位置にいるが、管理相場ゆえの地位。米ドルを主としたバスケット制度でその米ドルが今年は強いから。ただ米銀の破たん問題も出てきそうなので今後はドルの動きに要注意。

(冴えない株価、人民元と違って操作が上手くいっていない)
 とにかく株価が冴えない。習近平主席の政策にもよるところがあるが、暴落は避けたいようで、このところ株価対策を連発している。常々、中国は日本のバブル崩壊を反面教師として慎重な政策をとってきたが、習近平政権になってからは株価維持の積極性は見られない。
ただ株価が5分の1となった日本のバブル崩壊と比べれば、まだ上海総合指数は高値から半分の下落だ。以下は上海総合指数のチャート=株価が半減。




(中国10年国債先物が最高値、一段の政策緩和を期待)
 中国の長期債はインフレがゼロ近辺だが3%近くあって魅力ある債券だと思っていたが、その債券も2.5%を割り込んできた。まだ価格的に割安だと思う。投資はいつ政府の政策変更がるかもしれないので注意は必要だ。チャートは10年債。




(弱い製造業PMI)
 1月の製造業PMIは49.2と、前月より0.2ポイント上昇したが節目の50には届かなかった。2023年9月を除けば、23年4月以降50を下回り続けている。景気は停滞局面が長引いている。不動産不況など需要不足で新規受注が伸び悩んだ。先行き不安を抱く企業は採用拡大などに慎重で、新規雇用は新型コロナウイルス流行前を下回っている。

(メキシコへモノも人も向っている)
米国メキシコ国境での移住者殺到問題は大きくなり、バイデン政権も国境の壁を強化しようとしている。その移住者の中では中国からの人が増加しているようだ。中国が詳細を語らないので分からないが米国側は中国の厳しい状況を把握しているのだろう。中国での政府による圧力や貧困から逃れるために米国へ向う。

 また中国リスク回避でメキシコでの「ニアショアリング」の勢いが増している。その中には中国企業の移転や輸出が急増している。米国と直接貿易することが難しいことや高関税を避けてUSMCAで関税の特典が得られるメキシコへ進出している。

テクニカル分析(人民元/円)

ボリバン2σ上限から小反落しもみ合い

日足、ボリバン2σ上限から小反落、もみ合っている。ボリバン上位、雲の上は維持。
1月15日-31日の上昇ラインがサポート。1月29日-31日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向、20日線上向き。
 週足、ボリバン2σ下限から反発、中位を上抜く。ただ今週は5週ぶり陰線に向かっている。1月8日週-15日週の上昇ラインがサポート。11月27日週-1月22日週の下降ラインが上値抵抗。5週線上向き20週線を上抜く。
 月足、12月にボリバン2σ上限から反落も1月はほぼ取り戻す。7月-1月の上昇ラインがサポート。11月-1月の下降ラインが上値抵抗。
 年足、4年連続陽線。ただ23年は22年の高値を上抜けず。22年-23年の上昇ラインがサポート。

チーファンラマ

中国市場から撤退もしくは撤退検討の独企業が増加

在中国ドイツ商工会議所の調査によると、中国市場で事業を展開しているドイツ企業のうち、同市場からの撤退を「進めている」もしくは「検討している」企業が占める比率は9%となり、4年前の4%から2倍強に上昇した。
ドイツ企業が中国市場で直面する地元企業との競争激化、不公平な市場参入条件、経済的逆風、地政学リスクといった試練が浮き彫りになった。
また中国経済が下振れ方向の軌道に直面していると答えたドイツ企業は全体の約86%を占めた。だが大半の企業は、こうした状況は一時的であり、向こう1-3年で景気は回復すると予想した。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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