ドル/円、147円台で下げ渋る展開…米12月JOLT求人件数に注目集まる
東京市場のドル/円は、小幅安の展開。前日NY市場のドル売り・円買いの流れを引き継ぐと一時147.19円前後まで弱含みました。ただ、その後は米長期金利の下げ渋りを背景にやや持ち直しています。
●日経平均株価:36065.86円(+38.92円)
●TOPIX:2526.93ポイント(-2.55ポイント)
欧州市場では再び147.16円へ下値を拡大するも、その後は147.55円まで反発するなど底堅い値動きとなっています。
今夜は、米12月JOLT求人件数が発表されます。市場予想は875.0万件と前回(879.0万件)からわずかに減少すると見られています。週末に米1月雇用統計を控える中で結果に注目が集まります。しかし、本日から米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されるため予想と結果に大きな乖離がない限りドルは方向感を欠く相場展開となりそうです。
ドル/円をテクニカル分析で見ると、足元では80日移動平均線を支持に下げ渋っています。直近は概ね147.00円‐148.50円のレンジ推移となっており方向感のない値動きが続いています。本日もレンジ内の推移が続くかレンジをブレイクして新たな動きが生じるか、注目です。
ドル円 日足チャート
この後の経済イベント
1/30(火)
21:00 メキシコ10-12月期GDP・速報値
23:00 米11月FHFA住宅価格指数
23:00 米11月ケース・シラー住宅価格指数
24:00☆米1月消費者信頼感指数
24:00☆米12月JOLT求人件数
24:30 ナーゲル独連銀総裁講演
----- IMF世界経済見通し
1/31(水)
09:30☆豪10-12月期消費者物価指数
10:30☆中国1月製造業PMI
※☆は特に注目の材料
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。

宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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