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ドル円見通し|NISAで2月5日に大きな買いが入る!?月末リバランスは「ユーロ買い・ドル売り」がメイン 2024/1/26(金)志摩力男

配信期間が終了しました。
最新動画は【外為マーケットビュー】で公開しています。

動画配信期間:2024/1/26~2024/2/9

外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。

時間がない方向け「ポイント要約」 ・そろそろ月末のリバランス
 →「ユーロ買い・ドル売り」がメインに
・NISA、第3営業日に大きな資金が入る傾向
 →来月(2月)は5日に大きな買いが入ってくる可能性
 →買い方によっては20~30銭ぐらいドル円が上がる可能性も

 

目次

0:00 今回のダイジェスト
0:37 相場振り返り 米GDPが好結果
3:22 米利下げ時期 フェドウォッチを点検
4:13 ECB理事会 ラガルド発言・米GDP結果でユーロ売り
4:54 月末のリバランス ユーロ買い・ドル売りがメインに
5:43 NISAの影響 2月5日に大きな買いが入る可能性
9:40 【PR】口座開設特別キャンペーン

要約

相場振り返り 米GDPが好結果

昨日はアメリカのGDPが発表されました。これがすごく良い数字だったんですが、2.0%の予想だったとこが3.3%でした。GDPデフレーターという数字が同時に発表されておりまして、デフレーターが1.5%でした。

外為どっとコム「経済指標カレンダー」

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GDPデフレーターというのは、インフレの指標GDPを計算する上でどういうインフレ率を使っているかってことになるんですけども、これが1.5%ということで、かなり低い数字になりました。ちなみに前回は3.3%、市場予想も2.3%前後でした。
それを受けて、マーケットは迷ったんでしょうね。最初は3.3%という数字を見て、ドル円はポーンと上がりました。しかしながら、デフレーターの数字を見て「1.5%ということは、米利下げの可能性がまたちょっと出てきたんじゃないか」ということで、アメリカの長期金利も現状4.12%ぐらいまで下がってきております。それで米金利が下がって、ドル円が慌てて売られた感じでした。

【ドル/円(USD/JPY) 5分足チャート】※2024年1月26日07:20頃

最新の為替チャート|ドル/円(USDJPY)|5分足」はこちら

ただ、GDPの数字は非常に良い数字でした。つまり、成長もするし、インフレも抑制されている。政権からすると、これ以上ない理想的な数字ではあります。インフレが下がるってことは、いつか米利下げという話も出てくるわけなんですが、成長が強いということは急いで利下げする必要もないですし、それを見てドルも急反発することになったというところですね。

米利下げ時期 フェドウォッチを点検

アメリカ経済はどうしてこんなに強いのか。そのうちリセッションに入るという予想は未だに根強くあります。僕も、パウエルFRB議長が前回のFOMCで利下げの議論を始めたと言った時は、「もしかしたら何らかのリセッションみたいなものが彼らには見えてるのかな」という風にも邪推しました。ただ、色々見てるうちに、「やっぱりなかなかリセッションっていうものが出てくるわけではなさそうだ」ということで、再度ドル堅調になっているわけです。
特にこのところ、「ウォラーFRB理事が急いで利下げする必要はない」と言った頃から、アメリカの金利は堅調になっております。CMEの数字を見てみますと、3月20日のの数字がしばらく前まで80%ぐらいだったんですが、今ほぼ50%で拮抗しております。

少し前の数字と比較してみますと、一時80%くらいでしたが、この確率はなくなっています。40%ぐらいまで下げたんですが、これがまた50%にまで戻しています。

というのは、やっぱりGDPの数字が良かったなっていうところですね。

ECB理事会 ラガルド発言・米GDP結果でユーロ売り

それと、ECB理事会がありました。このECB理事会で何か大きな驚きがあったかと言うと、ほとんど何もありませんでした。ラガルドECB総裁は、早い利下げを明確に否定されまして、おそらく夏に利下げっていうことになるんでしょうけれども、5日とかそういう明言はありませんでした。
ただ、マーケットではラガルトさんの発言と共にユーロが売られました。

【ユーロ/ドル(EUR/USD) 5分足チャート】※2024年1月26日07:20頃

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ただ、ユーロ売りを誘発するような発言っていうのが見えないところでの動きだったので、アメリカのGDPの結果もある程度反映しているんだと思います。そろそろ月末のリバランスで、金曜日なんかはアメリカのコーポレートのユーロ売り・ドル買い、つまりドル買いが出やすいタイミングなので、この影響もあったのかなとは思います。

月末のリバランス ユーロ買い・ドル売りがメインに

ドル円に関しては堅調。ユーロドルも、アメリカ経済がすごくいいので、目先売られそうな感じもします。ただ、本当のリバランスのところは、ドル売りになると思います。つまり、「ユーロ買い・ドル売り」がメインじゃないかなと。ドル円に関しては、日経もすごく上昇してるので、なかなか判別しがたいところではあります。ドル円はあまり動かないんじゃないかなと思います。

NISAの影響 2月5日に大きな買いが入る可能性

NISAの影響を見ていきます。今年に入って、2024年1月4日~25日まで、どの程度資金 が流入したかっていうのをチェックしますと、3026億円入っております。昨年のこの時期はどうだったのかと言うと、375億円でした。ですから、8倍のペースになっております。

次に全米株式なんですけれども、昨日までに1575億円入っております。昨年のこの時期を比較すると 、588億円でした。ですか大体3倍ぐらいの金額が入っております。

この両者を合わせると4500億円ぐらいなんですけれども、月末までで、5~6000億円になると思います。
この「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」と、「eMAXIS Slim 全米株式(SP500)」で、大体NISAの80%の資金と言われております。ざっくり、「オール・カントリー×2倍」ぐらいがNISA全体だと思われていいんだと思います。おそらく1月最後には、オール・カントリーが3500億とかそういう数字になったとすれば、全体では7000億円ぐらい月間の円売り・外貨買いになったということになります。年間ペースにすると、8兆円~9兆円っていうところになると思います。多分このペースっていうのはどんどん加速してくると思いますので、もっと10兆円を超えて15~16兆円とか、そういった数字になるんじゃないかなとは思います。
面白いのは、来月(2月)がどうなるかっていうところなんですが、NISAの資金の入り方を見ると、今回1月9日にドーンと入ってるわけですね。1000億円を超えた日があります。 SP500も659億円と、取り分け大きな数値が第3営業日に入ってます。

これは2023年の時もそうですし、第3営業日に大きな資金が入る傾向がNISAにはあります。恐らく、クレジットカードの自動売買か何かと言われております。
つまり、月の第3営業日に特別資金が入ってくるわけです。

来月どうなるかというと、2月5日がこれに当たります。ということは、2月5日の仲値、東京の仲値になるのか、ロンドン仲値になるのか、多分ロンドンの仲値のような気がしてるんですけども、そこで大きな買いが入ってくる可能性があるんじゃないかなと思います。また1000億円とかになってくると、市場全体では2000億円ぐらい。2000億円ぐらいの金額が集中的にドル円で買われたら、20~30銭ぐらい買い方によっては上がる可能性があると思います。この2月5日、ちょっと楽しみかなと思います。

 
志摩力男氏96_130.jpg 志摩力男 氏
慶應義塾経済学部卒。1988年ー1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地の有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍。
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