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ドル・円は伸び悩みか、日銀政策受け円売り先行も米金融政策にらみ

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は伸び悩みか、日銀政策受け円売り先行も米金融政策にらみ」
 23日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。日銀による緩和的な金融政策の継続を受け円売りがドルを押し上げる見通し。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)の今後の利下げ時期を見極め、積極的なドル買いは抑制されそうだ。
 欧米中銀の政策金利引き下げ時期に対する見方が交錯するなか、前日の取引は米10年債利回りの低下によりドル売りが先行。ユーロ・ドルは1.09ドルに接近後は失速し、ドル・円は147円60銭付近に下落後は148円10銭台に持ち直した。本日アジア市場では日銀金融政策決定会合での大規模金融緩和策の維持を受けて一時円売りが優勢となったが、東京市場の後半にかけて円買いが強まる展開となった。この後の海外市場は主要中銀の政策をにらみ、方向感は出にくいだろう。欧州中銀(ECB)は25日開催の理事会で引き締め姿勢を堅持すると予想され、ユーロ売りを抑制。一方、米10-12月期国内総生産(GDP)など重要経済指標は低調とみられ、根強い早期利下げ観測からドル売りに振れやすい。日銀の大規模緩和継続の決定を受け主要通貨は対円で下げづらいが、日銀の政策は想定通りでリスク選好的な円売りはやや縮小しよう。




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