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FX「前途多難な中国、人民元はバスケット制でショック軽減」人民元見通し

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総括

FX「前途多難な中国、人民元はバスケット制でショック軽減」人民元見通し

(通貨7位、株価19位)

予想レンジ 人民元/円20.3-20.8

(ポイント)
*格付見通し下方修正 ムーディーズ
*対円で年初来高値から反落、ドル下落で(ドルに連動)
*株価は弱い
*経済指標はマチマチ
*イタリアが「一帯一路」から離脱
*本日は11月貿易収支、明日は消費者物価の発表
*政府は対外に経済を開放すると主張も海外は警戒
*為替は慎重にコントロール
*金融緩和は継続
*HSBCがIMFに続き成長見通し上方修正
*中国の米国債保有高が8054億ドルに減少
*BYDが過去最高益
*1兆元の国債発行し景気対策へ
*米の経済制裁は続く
*世界では中国回避の流れもあるが、14億人の消費は捨てがたい
*対米貿易では首位を陥落

(年初来高値から下落、ドル安も影響)
 11月27日に年初来高値の20.933円をつけたが、ドルの下落とともに20.50近辺に下落している。11月は月間7位、先週は8位、やや弱い米ドルとともに動き、安定している。米ドルを主としたバスケット制度を採用しているからだ。

(株価は弱い)
 株価は弱い。上海総合指数は年初来3.89%安、香港ハンセン指数は16.77%安だ。上海総合指数は3000ポイントを割り込んだ。中国政府は景気は回復しているというが、株価にはまったくそれが表れていない。米中首脳会談は開催されたが、具体的な政策は打ち出されなかった。一部、貿易関係を改善しているが、世界的には中国回避の動きも続いている。
 中国絡みの事件でサプライチェーンに支障を来せば、物流遅延、インフレ上昇にも繋がるからだ。ただ外交不安、国内では不動産不況もあるが、人民元相場には影響しないのが中国の為替制度だ。

(ムーディーズ、中国の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」へ引き下げ)
 ムーディーズは12月5日、中国の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に変更した。中期的な経済成長率の低下や不動産部門の縮小が理由。
 ムーディーズは中国の成長減速・債務増加見通しを踏まえ2017年に格付けを1段階引き下げA1とした。それ以来の調整となる。
GDP伸び率は24年と25年に4.0%に減速し、26-30年には平均3.8%に低下すると予想した。
 見通しの変更についてムーディーズは、中国当局が債務問題を抱える地方政府や国有企業への資金支援を迫られることが予想され、中国の財政、経済、構造的強さに広範なリスクを与えているためと説明。 さらに「中期的な経済成長の構造的・持続的低下や、現下の不動産部門縮小に関連したリスク」も見通しの引き下げ要因とした。
IMFによると、地方政府債務は22年に92兆元、GDP比76%で2019年の62.2%から上昇した。

(中国の反論、格付見通し引き下げで)
 中国財政省は、ムーディーズの措置に失望したと表明、中国経済は回復トレンドを維持するとした。不動産・地方政府リスクは制御可能とし、「中国の経済成長見通し、債務の持続可能性、その他ムーディーズの懸念は必要ないものだ」と説明した。
 A1の格付けは投資適格級の領域内で高水準であるため、格下げされても海外ファンド勢が売りを迫られる可能性は低い。フィッチとS&Pも中国をムーディーズと同等の「A+」に格付けしている。格付け見通しはともに「安定的」。

(イタリア 「一帯一路」からの離脱 中国側へ正式に伝える)
 イタリア政府は、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」からの離脱を中国側に正式に伝えたと明らかにした。「経済的利益もなく、政治的にも好ましくない影響が多かった」としている。
 一帯一路をめぐっては、2019年3月、当時のイタリアのコンテ首相が中国の習近平国家主席と覚書を交わし、イタリアはG7=主要7か国の中で唯一の一帯一路の参加国となっていた。

(指標結果)
11月製造業PMIでは政府版が49.4で前月の49.5から小幅悪化、財新版が50.7と前月の49.5から大きく改善した。

(今週の指標)
本日は11月貿易収支、明日は消費者物価の発表がある。

テクニカル分析(人民元/円)

ボリバン2σ上限から下限へ下落

日足、ボリバン2σ上限から下限へ下落。12月5日-6日の上昇ラインがサポート。12月5日-6日の下降ラインが上値抵抗。5日線、20日線下向き。
週足、ボリバン2σ上限近から反落。9月11日週-10月30日週の上昇ラインを下抜く。3月20日週-7月17日週の上昇ラインがサポート。5週線、20週線上向き。
 月足、ボリバン2σ上限。今週はここまで陰線。9月-10月の上昇ラインがサポート。11月-12の下降ラインが上値抵抗。
年足、3年連続陽線。23年も陽線。ただ22年は上ヒゲが長い。20年-21年の上昇ラインがサポート。




チーファンラマ

米中間の渡航を禁止するよう要請

 米共和党の上院議員5人が、中国で呼吸器疾患が急増していることを受け、バイデン政権に対し米中間の渡航を禁止するよう要請した。ルビオ議員は「この新たな病気がもたらす危険に関する詳細が得られるまで、米中間の渡航を直ちに制限すべきだ」とした。


情報提供元:FX湘南投資グループ
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