資源安などが中南米通貨の重石、メキシコは今晩の会合もにらむ=メキシコペソ
8日の中南米市場は、銅や石油価格の下落が重石となり全般に売りが目立った。特に銅価格下落を受けてチリペソの売りが目立っていた。同国消費者物価指数が予想を若干ながら下回ったことも売りにつながっていた。銅生産国ペルーソルも売りが出た。石油価格下落を受けてコロンビアペソ、メキシコペソも売りが入ったが、メキシコに関しては今晩の消費者物価指数と中銀金融政策会合をにらむ動きがあり、動きが抑えられている。
ドルメキシコペソは1ドル=17.50を挟んでの推移。米債利回り低下を受けたドル売りに17.46台を付けたが、その後17.55台までドル買いペソ売りが入った。
(配信:みんかぶFx 2023/11/9(木) 7:00)
物価統計の影響は限定的、ドル人民元は7.2800元前後推移=中国人民元
昨日は、経営難が報じられている中国不動産大手碧桂園(カントリーガーデン)について、中国大手保険会社平安保険に経営権取得を要請との一部報道(のちに同社は否定)などを受けて、1ドル=7.2660元前後まで元高が進んだ。その後は平安保険による報道の否定もあって元売りとなり、7.28台までドル高元安となった。
今朝は7.2766を付ける場面も、その後7.28台を回復するなどやや元安。
10時半発表の中国消費者物価指数、生産者物価指数はほぼ予想通りで反応は限定的となった。
USDCNY 7.2802
(配信:みんかぶFx 2023/11/9(木) 11:04)
原油安警戒もクローネ安収まる=ノルウェークローネ
需要減退懸念などにNY原油先物の下げが継続する中、欧州有数の産油国であるノルウェークローネは売り圧力を受けている。ドル安の流れを受けて今月6日に1ドル=11.00クローネ割れまでドル高クローネ安となった後、11.25クローネに迫るドル高クローネ安となったが、直近は11.16台とクローネ安が一服。11.246までと、三日に付けた今月の高値11.247に届かず、11.25前後の売りが意識されたことで利益確定売りなどを誘った。
対円では円安の動きが支えとなり、13円50銭超えを付けている。
USDNOK 11.1648 NOKJPY 13.515
(配信:みんかぶFx 2023/11/9(木) 11:10)
今月の追加利上げ期待もあり、クローナはしっか理=スウェーデンクローナ
物価の高止まり懸念などで9月の会合で8会合連続の利上げを実施したスウェーデンは、11月23日の次回会合でもう一段の利上げを期待する動きなどもあって、スウェーデンクローナ買いがやや優勢。ノルウェークローネが原油安に押されるなか、ノルウェークローネ売り、スウェーデンクローナ買いの動きも見られる。
ドル円の上昇もあって、クローナ円は13.865まで上昇。10月に付けた高値を超え、昨年秋の高値も更新、2018年2月以来の高値圏。
USDSEK 10.890 SEKJPY 13.854
(配信:みんかぶFx 2023/11/9(木) 11:18)
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