「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆：外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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目次
今日のドル円 トレードシナリオ
テクニカル分析で環境認識
①日足：151円を窺う展開か・・・10・20・80日移動平均線が上向きで上昇トレンドは継続しており、RSIが50ラインから反発しており、足元の上昇圧力が強いことが分かります。前日高値を上抜けたことで勢いが増すようだと151円を試すことも考えられます。
ドル/円 日足チャート
トレード方針：買い取引
②相場展開の予想・・・上昇トレンドが続いていますので買い目線は継続です。日足終値で150円を突破したことで、仮に反落しても150円台前半や10日移動平均線が押し目買いポイントになる可能性があります。
③トレードタイミング・・・押し目買いポイントは、150.50円付近、150.00円‐150.20円程度とみます。なお、151円付近では戻り売り圧力が強まる可能性もあるので注意しましょう。
ドル/円 60分足 ネオチャート（図1）
ドル/円 外為注文情報（図2）
https://www.gaitame.com/markets/order/
注目経済指標・イベント
④ポイント解説・・・ 今夜は、パウエル米連邦準備制度理事会（FRB）議長の講演が予定されています。米労働市場の軟化によって市場の利上げ終了観測が強まる中で、どのような見解を示すのか注目が集まります。ただ、今夜の発言はイベント開会のあいさつです。金融政策に関する踏み込んだ発言がなければドル/円は150円台で方向感の出にくい展開となりそうです。
11/8（水）
16:45 仏9月貿易収支
16:45 仏9月経常収支
17:40 レーンECB専務理事講演
18:30☆ベイリーBOE総裁講演
19:00 ユーロ圏9月小売売上高
19:15 クックFRB理事講演
20:00 ナーゲル独連銀総裁講演
23:15☆パウエルFRB議長講演
24:00 米9月卸売売上高
27:00 米10年債入札（400億ドル）
27:40 ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁講演
28:00 バーFRB副議長講演
30:45 ジェファーソンFRB副議長講演
----- ユーロ圏財務相会合
----- G7外相会合
※☆は特に注目の材料
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月（株）外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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