FX 自分のポジションに蝕まれないために必要な胆力
動画配信期間
2023/8/16
動画内コメント書き起こし
凄腕ディーラーはとにかく洞察が深い
個人投資家の方って多分最初チャートから入ってそのあとテクニカルへ行かれる方が多いと思うんですけど、銀行のディーラーはチャート見たあとファンダメンタルズにいく。そこがすごい大きな違いかなっていう風には思います。職業上必要だからというのが十分にあるんですけども。もし、個人投資家の方で経済とか政治とか金融のこととか考える人だったら先にファンダメンタルズに行っちゃってもいいかもしれない。自分の適正が合えば、そこである程度相場感が持てるようになったら結構長めのポジション持ってみたり、あと短期でもここは押し目だなとかそういう結構何事にも代え難いスキルを得られると思います。
信念を持って分析すれば耐えることができる
短期でもデイトレから長期のトレードまで色んなものに通じますけども、やっぱり「ここでエントリーしよう!」と待って入ったからといって、そこが底とはやっぱり限らない。そこから少し下げられてしまうし、Lotが大きければ大きいほど自分の心にプレッシャーとして掛かってくるわけですよね。その時に自分のストラテジーでは、当初は30pips耐えるとか50pips耐えるとかって思ってても、20pipsぐらい下がってきてその時間がベターっと長く続いたら、メンタルが結構むしばまれるじゃないですか。だから損切りするって結構楽なんですよ。損切りってやっぱり心が解放される訳なので損切りに心が流れがちになってしまうんですけど、自分が信念持ってエントリーしたのなら、そこはやっぱり自分が決めた損切りラインまでしっかり持つとかそういうことをやっていかないといけないですよね。
(戸田さんは損切りに対しても根拠を持ってその水準に損切りを入れるんですか?)
短期のデイトレとかでしたらちょっと考えてる間にレートが動いちゃうっていうのもあるので、損切りとりあえずこのへんっていうふうに決めたりもしますけど、ちょっと長い軸で勝負しにいくとか例えば145円から138円に落ちてきたときの損切りラインとかはわりと丁寧に設定して、そこを超えるまではしっかり耐えようかなとかそういうのはやってます。
ポジションが増えるほどより胆力が試されるので、そういう意味では僕が思うのはポジション持ち過ぎると本当につらいってなると自分の今の実力では耐えられないポジションなのかなっていう風に考えている。それはレバレッジなどを決める上でも大切なことだと思います。
目次
0:00 銀行のディーラーはファンダメンタルズを重視
0:50 自分のポジションに蝕まれないために必要な胆力
2:00 損切りにも「胆力」が必要
3:07 【PR】 特別キャンペーン
概要
元大手邦銀ディーラーとして様々な経験をしてきた戸田裕大氏と外為どっとコム総研の宇栄原研究員が「負けないFXトレーダーを育てる」をコンセプトにFXトレードの実力アップに役立つ情報をお伝えします。
関連記事
関連動画
代表を務めるトレジャリー・パートナーズでは専門家の知見と、テクノロジーを活用して金融マーケットの見通しを提供。その相場観を頼る企業や投資家も多い。 三井住友銀行では10年間外国為替業務を担当する中で、ボードディーラーとして数十億ドル/日の取引を執行すると共に、日本と中国にて計750社の為替リスク管理に対する支援を実施。著書に『米中金融戦争─香港情勢と通貨覇権争いの行方』(扶桑社/ 2020 年)『ウクライナ侵攻後の世界経済─インフレと金融マーケットの行方』(扶桑社/ 2022年)。
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。