超長期分析のメリット・デメリット 自分との戦い?トレードする上での心構え
動画配信期間
2023/6/24
動画内コメント書き起こし
超長期分析する上でのデメリットってあるの?
そんな長い期間見る必要あるのか?とか…強いて言うなら時間がもったいないということかもしれないですけど、見るのも10秒20秒見たらスクロールするだけなんで、すぐ見れると思うのでそこは面倒くさからず…。 やっぱり売ったり買ったりして負けちゃう人って多いと思うんです。特に今年の相場とかってそうなりそうだなと思っていて。変動幅がすごい少ないので、1週間耐えてようやく1円上がった下がったとかっていう話。 去年に関しては何かヘッドラインで「すごいの出た!」って上でパパパッとついて行って「なんか利益出た」みたいなこと多かったと思うんですけど、今年ってそうなってないと思うんですよ。ノーマルに戻ったということだと思うんですけど、そういうノーマルの相場の中で身を守る手段として、ドル/円を買うのか売るのかっていうどっちかを決めといた方が守れると思うんですよ。今年で言えば、もしドル/円を買ってから売るということを徹底してやっていたらきっと負けてないはずですね。もちろんタイミングもありますけど、恐らくところが上がったから売るとか下がったから買うとか、下がって抜けそうだから売るとかいろいろやってると、 もしかしたら負けているかもしれない。そういう意味ではやっぱり長いトレンドを意識して、今年はやっぱりまだ上だなっていうところで、買いから入っていくということをやれば、(トレードが)きっと改善すると思います。
戸田氏のトレードする際の考え方
その時点で基本的には例えば上昇トレンドであるということが分かったらトレンドフォロー買いで考えていく。あんまりそこで欲張らない。例えば上昇トレンドで高値圏にいたとして、ここでショートだっていう人もいると思う。僕はあんまりそれはしないようにしてる。一旦利食うことはしますけれども、ちょっと様子を見る。しばらく寝かせるということを心掛けてます。たとえば、そこでショートで入って、スパーンって上にいくと嫌なのでちょっとそこは諦めてるっていう感じです。もちろんなめるように取れれば一番いいんですけど、それちょっと難しいところもあると思うので、この辺に行ったら買いたいなこの辺に行ったら利食いたいなぐらいのイメージ。
トレードルールを守る大切さ
僕も偉そうに色々言ってますけどやるときはやっちゃいますからね。でも、なるべくそうしないってことですよね。そこをきちっと徹底したほうがいいし、負けてくるとロットを増やしたくなっちゃったりすると思うので、そういうところはもうやっぱり最後は自分との戦いでもあって…。ルールって言ってもね。誰かが顔をひっぱたいて止めてくれるわけでもないし、最後は自分で「ばかやろう」って言いながら我に返ることが必要で 、その辺はちょっと試されてますよね。ちなみにディーラー時代、会社で取引する場合はキャップがかかってて電話かかってきます。
(会社ではなく自分でやるってなった時、自分のルールを守るっていうのは難しい部分はあると思うんですが…)
自分がやってることだけ言うと、トレードルールっていうのをA4 1枚作ってデスクとベットに張ってます。自分の見えるところにルールを貼ってそれを守るようにしてるんですね。一応そこまでやってますけど、それでもねぇっていうところはあるんで、もう壁紙一面それにしてもいいんじゃね?というところもあります。でもそれぐらい自分との戦いっていうのもあるので。別にさっきも買いから入った方がいいですよって話しましたけど、売りから入っても勝てるっちゃ勝てるわけなんですよ。うまい人がやれば。それでも、トレードルールを守ることを大切にした方が長い目で見ると良いと思う。うまく売って買って売って買って、よし!何とかプラス残ったといいぞいいぞという風にやっていてどこかでつまずいてしまうよりは、トレンドフォローで長期のチャートを見て、今やっぱ買いだよねってなって1ヶ月2ヶ月間に負けたとしても淡々とやってみようっていう方がヘルシー。
概要
元大手邦銀ディーラーとして様々な経験をしてきた戸田裕大氏と外為どっとコム総研の宇栄原研究員が「負けないFXトレーダーを育てる」をコンセプトにFXトレードの実力アップに役立つ情報をお伝えします。
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代表を務めるトレジャリー・パートナーズでは専門家の知見と、テクノロジーを活用して金融マーケットの見通しを提供。その相場観を頼る企業や投資家も多い。 三井住友銀行では10年間外国為替業務を担当する中で、ボードディーラーとして数十億ドル/日の取引を執行すると共に、日本と中国にて計750社の為替リスク管理に対する支援を実施。著書に『米中金融戦争─香港情勢と通貨覇権争いの行方』(扶桑社/ 2020 年)『ウクライナ侵攻後の世界経済─インフレと金融マーケットの行方』(扶桑社/ 2022年)。
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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