来週のドル円関連重要イベント
6月5日(月)からの一週間、ドル円関連の重要イベントは次のものが予定されています。
6/5(月):
【アメリカ】5月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
【アメリカ】5月総合購買担当者景気指数(PMI、改定値)
【アメリカ】5月ISM非製造業景況指数(総合)
【アメリカ】4月製造業新規受注
6/7(水):
【アメリカ】4月貿易収支
6/8(木):
【日本】1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)
【日本】4月国際収支・貿易収支
【アメリカ】前週分新規失業保険申請件数、継続受給者数
特に注目度が高いのは5日(月)の米5月ISM非製造業景況指数、8日(木)の日本の1-3月期四半期GDPです。
5日(月)に発表されるISM非製造業景況指数は、全米の非製造業の購買担当者を対象に受注や在庫などの状況に関するアンケート調査を行った結果を指数化したものです。速報性が高いため景気転換の先行指標として注目され、指数が50%を上回ると景気拡大、下回ると景気後退を示すとされます。
今週1日(木)に発表された米5月ISM製造業景況指数は予想を下回り、仕入れ価格指数が大幅に低下したことでインフレの緩和が意識されてドル売りが加速しました。非製造業でも同様の傾向が示されるかどうか、注目されます。
8日(木)には日本の1-3月期四半期GDPが発表されます。GDPはその国の経済活動の状況を示す指標であり、日本のGDPは一次速報とその約1ヶ月後の二次速報という形で2回発表されます。8日に発表されるのは二次速報であり、改定値という位置付けのため一次速報に比べると注目度は低いものの、予想と大きく異なる結果となれば相場変動につながる可能性もあります。
市場では今月13日から開かれる米FOMCで追加の利上げが行われるかどうかが焦点となっており、米指標への注目度が高まっています。3日(土)からFOMCを前に米FRB関係者が金融政策に関する踏み込んだ発言を禁じられるブラックアウト期間に入っており、来週以降は指標発表が主な材料となることが予想されるだけに、5日のISM非製造業景況指数には大きな注目が集まりそうです。
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