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ドル/円:一方向へ動く可能性に注意。129.80以下で終えるか、129.00割れを見た場合は一段のドル下落へ。逆に132.10超えで終えれば反転、上昇の動きへ。



 

ドル/円:一方向へ動く可能性に注意。129.80以下で終えるか、129.00割れを見た場合は一段のドル下落へ。逆に132.10超えで終えれば反転、上昇の動きへ。

直近の日足は実体が小さく下ヒゲのやや長い陰線引けとなった。上値を切り下げる流れに変化なくトレンドも弱いままだが、直近の陰線が下値トライに失敗した形で終えていることや、日足、週足の抵抗を終値ベースでかろうじて守って終えており、反転、上昇の可能性を残した状態にある。但し、129.80以下で終えるか、値動きの中で129.00割れを見た場合は、新たな下げトレンド入りの可能性が高くなり、127円方向への一段のドル下落リスクに注意が必要となる。逆に日足の上値抵抗が132.00-10にあるが、132.10超えで終えた場合は短期トレンドが変化して、反転・上昇の流れに入る可能性が高くなる。この場合でも中期トレンドが弱いことから、136.00超えで越週しない限り“ドル強気”に変化せず、下値リスクを残すことになる。値動きの収縮が認められることから、一方向へ動き出す可能性にも注意したい。日足の上値抵抗は、131.50-60,132.00-10,134.20-30,135.00-10に、下値抵抗は、130.40-50,129.80~130.00、129.00-10,127.20-30にある。21日、120日、200日移動平均線は134.40,136.69,137.41にあり、短・中期トレンドは“ドル弱気”の流れに入っている。 一方週足を見ると、4週連続陰線引けとなり上値を急角度で切り下げる流れに変わりない。また、直近の陰線が週足の下値抵抗ポイントであった130.80-90を若干下抜けて越週しており、新たな下落リスクに注意する必要がある。現状は昨年3月に付けた114.65と今年1月の安値127.23を結ぶサポートラインの下値抵抗が129.80-90に位置しており、最後の抵抗として働いているが、129.70以下の越週か、値動きの中で129円割れを見た場合は126~127円方向への一段のドル下落リスクに注意が必要となる。逆に、日足が132.10超えで終えた場合は短期トレンドが変化して上値余地がさらに拡がり易くなる。この場合でも中期トレンドが弱い状態にあることや、週足ベースで見た強い上値抵抗が134.20-30,135.00-10,136.00-10にあり、全てをクリアして136.00超えで越週しない限り、“ドル強気”に変化しない。今週の週足ベースで見た下値抵抗は、前述の129.80-90と128.00-10,126.40-50にある。31週、62週移動平均線は137.51と132.14にあり、全てを下抜けており中期トレンドは“ドル弱気”の流れに入っているが、132.10超えで終えた場合は、短期トレンドが変化して足元の下落リスクが若干後退する。 今週の戦略は、ドル買いは、トレンドが弱い状態にあるので今週いっぱい様子見か、130.00-10まで引きつけて。損切りは129.40で撤退。ドル売りは131.40-50で戻り売り。損切りは132.20で撤退。これが付いた場合は短期戦略をドルの押し目買い方針に転換。 上値は、130.90-00,131.10-20,131.40-50,131.80-90,132.00-10に強い抵抗があるが、全てクリアして132.10超えで終えれば短期トレンドが変化して、132.50-60,133.00-10,133.40-50,133.70-80,134.10-20、134.60-70,135.00-10にある強い抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。この場合でも中期トレンドが弱いため、134~135円台の抵抗をこなし切れない可能性も高いと見ている。下値は、130.30-40に軽い抵抗が130.10-20,129.70-80にやや強い抵抗が出来ており、これらを守り切って反転に繋げる可能性を残しているが、129.30-40,129.00-10の抵抗を全て下抜けた場合は新たな下落リスクが生じて、127円方向への一段の下落リスクに注意が必要となる。

ドル/円【日足】期間:2022/07/21~2023/03/24(移動平均線は21、120、200日、以下日足は同様)


ドル/円【週足】期間:2020/02/07~2023/03/24(移動平均線は31、62週、以下週足は同様)

ユーロ/円:下値リスクがより高い状態。140円割れで終えるか、139円割れを見た場合は 一段の下落リスクが点灯。141.80超えで終えれば下値リスクが軽減、144.00 超えで終えれば“強気”に変化。

直近の日足は値幅の大きい陰線引けとなり、下値リスクがより高い状態だが、下ヒゲも長く、下値トライに失敗した形となったこと、140.00-10の日足の抵抗を実体ベースで守っていることから、反発に転ずる可能性を残しており、このレベルでの突っ込み売りにも注意する必要がある。しかし、トレンドが弱い状態に変わりなく、144円台に乗せて終えない限り、短期トレンドは“ユーロ強気”に変化しない。また140円割れで終えるか、値動きの中で139円割れを見た場合は新たな下げトレンド入りの可能性が高くなり、135円方向への一段の下落リスクに注意が必要となる。日足の上値抵抗は141.00-10,141.70-80,142.90-00,143.70-80に、下値抵抗は140.10-20,139.50-60,139.00-10にある。日足が141.70-80の抵抗を上抜けて終えれば“ニュートラル”な状態に戻して、上値余地が若干拡がり易くなるが、この場合でも143.00超えに強い抵抗が控えており、144円台に実体を戻して引けない限り、下値リスクを残すことになる。21日、120日、200日移動平均線は143.27,143.15、141.84に位置しており、全てを下抜けており、短・中期トレンドは“ユーロ弱気”に変化し始めている。 一方直近の週足は、実体が小さく上下にヒゲのある陰線引けとなり、続落して終えている。下げ渋りの形となったが、この足の上ヒゲがより長く、週足の上値抵抗にもぶつかっており、下値リスクがより高い状態に変わりない。一方で、終値ベースでは140.40~140.60の週足の下値抵抗を守っており、反転に繋げる可能性をかろうじて残した状態にある。週初の突っ込み売りにも注意を要しよう。但し、日足が140円割れで終えた場合や、値動きの中で139.00割れを見た場合は、“下抜け”の可能性が高くなり、ユーロの下落幅拡大に注意が必要となる。逆に、可能性が低いと見るが、144.00超えで越週した場合は“ユーロ強気”に変化して一段の上昇に繋がり易くなる。今週の週足ベースで見た上値抵抗は141.00-10,141.30-40,143.60-70に、下値抵抗は140.10-20,137.60-70,135.00-10にある。31週移動平均線は142.35に位置しており、上値を抑え込んでいる。また、62週線は138.91に位置しており、短期的な下値抵抗として働いているが、139.00割れを見た場合は新たな下落トレンド入りの可能性に注意が必要となる。 今週の戦略は、ユーロ買いはトレンドが弱いので様子見か138.90に損切りを置くなら、139.60-70まで引きつけて軽く試し買い。売りは141.00-10で戻り売り。損切りは浅い場合で、141.60,深い場合は “ニュートラル”な状態に戻す141.80で撤退。 上値は、141.00-10,141.40-50,141.70-80に強い抵抗があるが全てクリアして141.80超えで終えれば、“ニュートラル”な状態に戻して上値余地が若干拡がり易くなる。この場合でも142.10-20,142.60-70,143.00-10,143.70-80に強い抵抗が控えており、全てをクリアして144.00超えで終えるまでは“ユーロ強気”に変化せず、下値リスクを残すことになる。下値は、140.10-20に軽い抵抗が、139.90-00,139.50-60,139.00-10にやや強い抵抗が出来ているが、全てを切り崩して139円割れを見た場合は、新たな下げトレンド入りの可能性が高くなり、138.40-50,138.00-10,137.60-70,137.30-40,137.00-10,136.60-70,136.00-10,135.50-60,135.00-10の抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。 (川合 美智子)

ユーロ/円【日足】期間:2022/09/06~2023/03/24(移動平均線は21、120、200日) ユーロ/円【週足】

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