この番組は、TEAMハロンズ黒川が本日の注目材料を3分でわかりやすく解説する番組です。
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米ドル、139円台へ FRBの焦燥感高めるか-米国2月雇用統計
動画要旨
米国2月雇用統計
3月10日、22時30分に米国の2月雇用統計が発表されます。
雇用の情勢を調査したデータで、米労働省が発表します。経済成長や金融政策の今後を見通す上で、金融当局者が重視する指標の一つとあって、投資家の関心も高い指標です。失業率、労働参加率、時間給など複数のデータが発表されますが、特に注目度が高いのは、農業部門を除いた産業で働く雇用者数の伸びを示す、非農業部部門雇用者数、NFPです。
米国2月雇用統計を見る上でのポイントは3つ
1つ目は、足許の雇用関連データは発表されていないものもありますが、概ね好調なデータで、労働市場が急速に縮小している様子は見えません。
2つ目は、前月の結果がトレンド転換の兆候を示している可能性があります。NFPの3カ月移動平均を見ると、低下トレンドが続いていましたが、前月の結果を受けて底打ち感が広がっています。
今月の数字が30万人を超えてくると、3カ月平均はさらに上昇する見込みで、雇用拡大への期待が強まります。そうなれば、当然FRBもタカ派へシフトせざるを得なくなるでしょう。
3つ目は、2月特有の数字の癖にも注意が必要です。例年2月は季節調整前の数字で労働者数が増える時期です。つまり2月は雇用者が増えるのが当たり前の月となりますので、季節調整後の数字となるNFPはすでに下駄を履いた状態と言えます。労働者数の増加が例年より低ければ、季節調整後のNFPはかなり弱い数字となる危険もあります。
ドル/円の反応
米国2月雇用統計
TEAMハロンズとしては、直近の労働市場の需給ギャップを踏まえれば、底堅い結果が示されると見られ、発表直後は上向きに反応するのではないでしょうか。ただ、企業のレイオフ計画がある中で、FRBのタカ派化進展を推し量る目安の30万人を超えてくるには少しハードルが高いように思われ、上値もある程度限定されるのではないでしょうか。
3分早わかり過去の結果
※過去10回分を表示、更新日2023年3月8日
※この文章は情報提供を目的としており、見通しはあくまでも個人的な見解に基づいたもので、結果を保証するものではありません。投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
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円卓で有名だった旧・上田ハーローの元ディーラー・ストラテジスト・アナリストの所属のチーム。マネ育chに「3分テクニカル分析」(動画)、週刊為替レポート「ハロンズ」、米雇用統計レポート「米国雇用統計の予想と戦略」等執筆。X(Twitter)アカウントTEAMハロンズ(@TeamHallons)では、マーケット雑感、経済指標のヘッドラインを呟いている。平日21:00からはLIVE番組【実践リアルトレード】も担当し、テクニカル分析の解説やリアル口座を使ったトレードをお見せするなど、FX個人投資家の皆様のお取引に有効な情報を日々、配信している。
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