ドル円一時135円台 米利上げ長期化観測強まり年初来高値更新
17日のドル円は大きく上昇し、一時およそ2ヶ月ぶりの高値となる135.10円前後を付けて年初来高値を更新しました。
17日早朝にドル円は一時133円台後半まで下落しましたが、その後米FRBの利上げが長期化するとの観測を背景にドルを買う動きが強まり、同日20時半頃におよそ2カ月ぶりの高値となる135.10円前後まで上昇しました。
その後は本日20日がアメリカの祝日でニューヨーク市場が3連休となることから持ち高調整のドル売りが優勢となり、18日早朝には134円台前半まで反落しました。
ドル円底堅い動き続くか 週後半のイベントに注目集まる
先週発表された米1月消費者物価指数(CPI)や米1月卸売物価指数(PPI)がともに予想を上回り、米要人による利上げ継続を示唆する発言も複数出たことでアメリカの利上げ長期化観測が強まりました。その結果、ドル円は17日に一時135円台へ上昇し、年初来高値を更新しました。
その後は伸び悩み、アメリカの3連休を控えていたことから18日にかけて反落しましたが、米指標が相次いで予想上振れとなったことから米FRBの利上げが再び加速するとの見方が広がっており、ドル円は底堅い動きが続きそうです。
本日はニューヨーク市場が祝日により休場となることから、大きな動きは出づらい展開が予想されます。市場の関心は今週22日(水)のFOMC議事要旨公表や、インフレ指標として重視される24日(金)の米1月個人消費支出(PCE)に集まっており、先週の指標に続いて米利上げ長期化観測を強める結果が示されるかどうか注目されます。
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