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ドル円急落、一時129円台後半 日銀新総裁に植田和男氏を起用との報道で

 

ドル円 日銀新総裁に植田和男氏を起用との報道受け急落

9日のドル円は一時131.83円前後まで上昇した後、130.33円前後まで反落し、本日午前には再び131円台後半へ上昇するなど、乱高下しながらも引き続き方向感に欠ける展開となりましたが、本日夕方に日銀新総裁人事に関する報道を受けて急落しました。

9日午前、複数の米FRB高官の発言を受けてアメリカの利上げが長期化するとの見方が強まったことなどからドルが買われ、ドル円は一時131.83円前後まで上昇しました。

その後は夜にかけてドル売りが優勢となり、22時半に発表されたアメリカの前週分新規失業保険申請件数が予想を上回ったことなどから一時130.33円前後まで反落しました。

売りが一巡すると米長期金利の上昇とともにドルを買い戻す動きが強まり、本日午前には131円台後半まで持ち直しましたが、本日夕方に政府が日銀の新総裁に経済学者の植田和男氏を起用する意向を固めたことが報じられると、ドル円は急落し本日17時頃には一時129円台後半を付けました。

ドル円 日銀総裁人事の続報と来週の米CPIに注目

9日のドル円は大きな方向感が出ることなく推移しましたが、本日になり日銀の新総裁人事に関する報道が伝わったことで大きく下落する展開となりました。

市場では現在副総裁を務める雨宮氏が新総裁の最有力候補とされていましたが、予想に反して植田和男氏の起用が報じられたことで、新体制下で日銀はこれまでの大規模な金融緩和策の修正を行うのではないかとの見方が広がり、円を買う動きが強まったと見られます。新総裁の人事案は政府が来週14日に国会に提示する見通しで、任命には衆参両院の同意が必要となっており、続報が注目されます。

本日はこの後24時に米2月ミシガン大学消費者態度指数・速報値が発表されます。市場では来週発表の米1月消費者物価指数(CPI)がアメリカ経済の動向を見極める上で最重要視されており、それと比較すると今夜発表のミシガン大学消費者態度指数の注目度は低いものの、予想と大きく異なる結果となればドル円がさらに変動する可能性もあり発表直後の変動に注意が必要です。