この番組は、TEAMハロンズ黒川が本日の注目材料を3分でわかりやすく解説する番組です。
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ドル、初動は上目線?時給へ焦点がシフト-米国1月雇用統計
動画要旨
米国1月雇用統計
2/3、22時30分に米国の1月雇用統計が発表されます。
これは、米国の雇用情勢を調査したデータです。色々なファンダメンタルズはありますが、経済成長や金融政策の今後を見通す上で、影響力の大きい指標とされており、投資家の関心も非常に高いです。
米国1月雇用統計を見る上でのポイントは3つ
1つ目は、12月はNFPが22.3万人増と、雇用の伸び鈍化が示されたほか、時給の伸びも抑えられたため、FRBに利上げペース減速の余地を与える結果となりました。
2つ目は、企業の人員削減計画で労働市場を巡る不透明感はありますが、高水準の求人件数、歴史的な低水準へ留まる新規失業保険申請件数など、労働市場の引き締まりは続いているようです。
3つ目は、悪天候による影響から投資家の視線は時給動向へ向き始めているもよう。1日のADP雇用統計は、市場予想の17.8万人を大幅に下回る10.6万人に留まり、NFPの下振れ警戒を高めました。
ただ、データを公表したADP社は調査以外の週は雇用が好調だったとコメントし、今回のADP雇用の結果は労働市場のすう勢を正確に表していない可能性がある点を指摘しています。似たような調査となるNFPも、イレギュラーな要因で、しかも実状と違う結果が出る危険があり、雇用者数への注目度は低下気味です。
ドル/円の反応
米国1月雇用統計
TEAMハロンズとしては、昨年12月は天候の特殊要因もあり、市場はより時給の結果が着目されると予想しています。その上で、物価上昇に賃金が追いついていない部分がまだあり、本格的な賃金のディスインフレ傾向はまだ先との思から、指標発表直後は上目線と考えています。
ただ、中期的な米経済の減速観測から、米ドルの上値の重さは払しょくされづらいため、上昇が継続するかは微妙です。
3分早わかり過去の結果
※過去10回分を表示、更新日2023年2月2日
※この文章は情報提供を目的としており、見通しはあくまでも個人的な見解に基づいたもので、結果を保証するものではありません。投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
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円卓で有名だった旧・上田ハーローの元ディーラー・ストラテジスト・アナリストの所属のチーム。マネ育chに「3分テクニカル分析」(動画)、週刊為替レポート「ハロンズ」、米雇用統計レポート「米国雇用統計の予想と戦略」等執筆。X(Twitter)アカウントTEAMハロンズ(@TeamHallons)では、マーケット雑感、経済指標のヘッドラインを呟いている。平日21:00からはLIVE番組【実践リアルトレード】も担当し、テクニカル分析の解説やリアル口座を使ったトレードをお見せするなど、FX個人投資家の皆様のお取引に有効な情報を日々、配信している。
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