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FX「中国景気回復への見切り発射で人民元買い、中国株買い」人民元見通し

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総括

FX「中国景気回復への見切り発射で人民元買い、中国株買い」人民元見通し

(通貨2位、株価10位)

予想レンジ 人民元/円 18.7-19.2

(ポイント)
*イエレン財務長官と中国副首相が会談
*海外からの投資歓迎の姿勢を示した@ダボス会議
*4Q・GDPなど22年後半の経済指標は減速
*23年は5%以上の成長を目標とした
*ゼロコロナ規制解除で人民元、上海総合指数、香港ハンセン指数が上昇
*ゼロコロナ規制解除で調査機関が23年の成長見通しを上方修正
*ロシアとの友好関係は深まっている
*ロシア離れほどではないが、世界の中国離れがある(ニアショアリング)
*豪中外相会談が開催され関係改善
*人民元はバスケット制度を採用しているので大きな動きは抑制される
*対露貿易は拡大

(ゼロコロナ政策解除の不透明感あるも、中国経済回復の見切り発車で元高株高)
年初来、人民元は2位から3位で推移して強い。上海総合指数は3.43%高、香港ハンセン指数は9.89%高と上昇している。ゼロコロナ解除後は人民元高・株高続く。ただコロナ感染者数の実態が分からない不透明感はある。
中国のニュースサイト「経済観察網」は、国内での新型コロナウイルスの累計感染者数が推計9億人に達したという北京大学国家発展研究院の研究者の報告書について報じた。中国人口14億人の64%に当たる。
 ただ中国からの渡航者について、どう検査をするか各国マチマチで、厳しい検査をしたという理由で日韓には報復としてビザ発給を停止した。国によって対応が異なる。

(景気回復のデータはまだ出ていない)
ゼロコロナ解除による景気回復のデータはまだ出ていない。もう少し時間がかかる。12月の貿易統計によると、世界的な需要減速を受けて輸出が急減した。新型コロナウイル感染急拡大や不動産部門低迷による内需圧迫で輸入も大きく減少し、今年の景気回復へのリスクが浮き彫りになった。輸出は前年比9.9%減少し、20年2月以来の大幅な落ち込みとなった。輸入は同7.5%減少。

他の指標は以下の通り 前年比

・4QGDP 2.9%(前回3.9%)
・12月工業生産1.3%(2.2%)
・12月小売売上-1.8%(-5.9%)
・12月固定資産投資51%(5.3%)
・12月失業率5.5%(5.7%)

(米国とは繋がっている、イエレン財務長官の訪中あるか)
 イエレン米財務長官は、スイスのチューリヒで中国の劉鶴副首相と初めて対面で会談し、米中には見解の相違に対処して競争が衝突に発展しないようにする責任があると表明した。
長官は、米中がマクロ経済情勢や金融情勢について対話する「差し迫った必要性」があると発言。「意見の異なる分野があり、その点を直接伝えることになるが、特に対話不足による誤解で二国間の経済・金融関係が不必要に悪化してはならない」と述べた。
劉副首相は、両国は「真剣な対話」をし、気候変動や経済などの分野で連携する必要があると指摘し、踏み込んだ意見交換をする用意があると述べた。

 また中国は、今年の適切な時期にイエレン財務長官が中国を訪問することを歓迎するとした。

(中国地方政府、大半が今年の経済成長目標を5%以上に設定) 
中国の地方政府の報告書によると、大半の省が今年の経済成長目標を5%以上に設定した。厳格な新型コロナウイルス感染対策の解除を受けて、消費喚起を重視する地方政府が目立った。

テクニカル分析(人民元/円)

ボリバン中位

日足、1月12日-17日の下降ラインを上抜くも上ヒゲ長く終わる(1月18日)。雲に届かず。ボリバン下位。1月3日-18日の上昇ラインがサポート。1月12日-18日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き、20日線上向き。
 週足、雲中での推移続く。1月2日週-16日週の上昇ラインがサポート。10月17日週-1月9日週の下降ラインを上抜くか。
 月足、23年は陽線スタート。11月-12月の下降ラインを上抜く。10月-11月の下降ラインが上値抵抗。21年9月-22年12月の上昇ラインがサポート。
年足、3年連続陽線。23年も陽線スタート。ただ22年は上ヒゲが長い。20年-21年の上昇ラインがサポート。



チーファンラマ

IMFも中国経済、2Qに急回復の可能性

IMFゴピナート筆頭副専務理事は、中国経済について、新型コロナウイルス対策解除後の感染動向からみて2Q以降に急激な回復を遂げる可能性があるとの見解を示した。
厳しいコロナ抑制策と不動産市場の低迷を受け、2022年の中国の経済成長率は3.0%にとどまった。エコノミストらは2023年の中国の成長率を4.9%程度と見ている。一部では5.5%程度に上方修正する向きもあった。
ゴピナート氏は「4%台の成長率」であれば、世界的なインフレ圧力は他地域の需要減速によって相殺される可能性が高いと指摘。「しかし、中国の成長率がより強まれば、原油やエネルギー価格が再び高騰する可能性がある」と述べた。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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