ドル円 米CPI控え横ばい続く
10日のドル円は、重要イベントとされる米12月消費者物価指数(CPI)発表を控え、ほぼ横ばいで方向感なく推移しました。
10日午前8時半、12月東京都区部消費者物価指数(CPI)が発表され、結果は予想を上回り約40年ぶりの高水準となりました。これを受けて日銀のさらなる緩和政策修正につながるのではないかとの見方から一時的に円買いが強まりましたが、買いは続かず9時半前には1ドル=132.21円台まで反発するなど、荒い値動きとなりました。
その後、23時から予定されていたパウエル米FRB議長による講演で金融引き締めに積極的な発言が出ることへの期待から、ドル円は講演前に一時132.48円前後まで上昇しました。しかし講演でドル買いの材料となるような発言はなく、23時半頃には131円台後半まで反落しました。
ドル円様子見ムード 明日の米CPIに注目
市場では明日12日に発表される米12月消費者物価指数(CPI)への注目が高まっており、同指標の結果を見極めたいとの心理から取引を控える市場関係者が多くなっていると見られます。
先週末に発表された米雇用統計や米12月ISM非製造業景況指数を受けて、アメリカのインフレは収束しつつあるとの見方が広がっています。明日の米CPIでもインフレの収束が示される結果となればドル円は下落する公算が大きいものの、米CPI発表までは、新たな材料がない限り大きな方向感は出にくいことが予想されます。
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