ドル円132円台 方向感に乏しい動き続く
22日のドル円は米長期金利の低下や米経済指標の結果を受けて上下する場面もあったものの、ほぼ横ばいで方向感に乏しい動きとなりました。
ドル円は22日朝、ほぼ横ばいで推移した後、正午にかけて米長期金利の失速を背景に一時131円台後半まで弱含みました。
その後は緩やかに上昇して132円台を回復し、好調な米経済指標の結果を受けて一時132.71円前後まで上値を伸ばしましたが、米長期金利が再び失速したことや米国株の軟調な動きを背景にドル売りの動きが出て、深夜に132円台前半へと押し戻されました。
そのまま本日朝にかけて132円台前半で横ばいとなった後、米長期金利の上昇を受けてドルが買われ、本日午前10時半頃には昨日の高値を上抜けて一時132.81円台を付けましたが、上値は重く132円台を中心にもみ合う展開が予想されます。
ドル円相場は様子見ムード 米指標発表でも方向感は出づらいか
22日のドル円は米長期金利の動きなどを受けて一進一退する場面がありながらも、ほぼ横ばいの展開となりました。
20日に日銀が金融緩和の一部修正を発表したことを受けて、市場参加者の間では今後さらに修正が行われ、徐々に金融引き締めに向かっていくのではないかとの警戒感が広がり、様子見ムードが強まっています。
今夜は米11月個人消費支出(PCEデフレーター)など複数の指標が発表される予定となっていますが、クリスマスを週末に控えて休暇に入っている市場参加者が多い中、大きな方向感は出にくいことが予想されます。